足るを知る

2025/09/01

今日から9月。8月はあっという間だったな。旅行などで遠出してないこともあるが、外が暑すぎてほとんど自宅か近くのカフェで過ごしてたのが大きな理由な気がする。最近は散歩や運動もしておらず「静」の時間が多い。物理的に体を動かさないと気持ちも動きづらい。

アオアシ最終巻面白かった。終盤はインフレバトル漫画的な雰囲気も出てきて心配してたけど最終巻は見事な着地。ズルズル続けることもできただろうけど引き際も美しい。作者の巻末コメントによると元々サッカーには詳しくなく、アサインのような形で描き始めたタイトルだったという。キャプテン翼の高橋先生も元々野球漫画を描きたがっていたらしいし、サッカー漫画には何かあるな。キャプテン翼は知識がないおかげでダイナミックな漫画が描けたという説もあるが、アオアシはプロも絶賛する本格派なので本当にすごい。しかし1冊770円もしてビビるな。昔から漫画は430円くらいの感覚なのでいつもレジで驚く。

Podcast「考えすぎフラグメンツ」のなかで「足るを知る」というワードについて話されていた。編集者の方いわく「足るを知ろう、みたいに発信している人の暮らしを見るとかなり豊か。その暮らしなら自分も足るを知れるよな、と昔から思ってました」。このPodcastで話される内容はいつも100%同意で激しく頷いてるがここは意見が違った。自分の周囲を観察するに、給与や生活水準があがるともっと上を目指してしまうケースが多い気がする。競い合って勝ってきた人ほどそのレースから降りるのが難しいんじゃないかと。なので豊かな人こそ「足るを知る」を自分に言い聞かせてブレーキしないといけないんだと自分は思っている。

そんなことを考えてると聴きたくなるのがTOCCHIの「これだけで十分なのに」。歌詞が刺さるし声も良い。最近はTOCCHIの他の曲もよく聴くが、「友達は欲しがるGold Chain でも俺はいらなくて」のような歌詞が登場するたびに自分にはGold Chainが欲しい友達はひとりもいないな、と面白くて笑っている。

本棚に並べる本を整理したら忘れていた積読本が10冊くらい出てきた。今日は「東京都同情塔」を読み始めた。新国立競技場やChatGPTが登場するなど最近の時代が反映されていて面白い。他の本もどれも面白そうでしばらく新しい本を買い足す必要はなさそうだ。


本棚を組み立てた

2025/08/31

朝起きて机まわりを片付ける。衣装ラックや観葉植物を移動させてスペースを空ける。今日ここに本棚を組み立てる。

部屋に本棚を置くのは5年くらい前からの願いでようやく実現する。それなりの大きさのものを置きたいと思いつつ、部屋が圧迫されるのもどうかななどと悩んでいたら中々買えなかった。大事な本たちはベッド下の収納に押し込んでいたが、それでもついに溢れ出したので意を決して購入。月曜に注文してからは楽しみで仕方なく、金曜に受け取って今日組み立てることになった。

部屋のサイズに合ったものをオーダーメイドするのも考えたが、それなりに金額するしなぁ…と思っていたらネットで可愛いのを見つけた。SHIRAI STOREのトルフラットという本棚で、測ってみると設置しようとする場所のサイズにピッタリ合っていた。幅90cmで高さが2m、移動できる棚板も7つあって十分なサイズ感。そしてただのラックとは違い、両サイドの側板が斜めにカットされていたり、壁にぴったりつけられるように足周りが工夫されていたりと細かな点が気に入った。Xでクチコミを見てみると子供用の本棚とかがよく売れてるらしい。色味も希望通りのものがあったのでこれに決めた。

組み立ては3時間ほどで終わり、試しに何冊か本を並べてみるとかなり良い。存在感はそれなりにあるが、自分が大事にしてる本が一覧で見れるのはとても良い。実際読み返すことはほとんどないと思うけど、本のタイトルや装丁のデザインが目に入るだけで読んだ時の気持ちの何割かは思い出せる。技術書やビジネス書、エッセイなど様々なジャンルがあるのをどう並べるか。読みかけの本はどこに置くか。そのマイルールを考えられるのも嬉しい。

今日中に本を並べてしまおうと思っていたが、組み立てが完成したあたりで体調が悪くなり断念。慣れない作業で最近の疲れが出たかな。本棚の完成は明日以降に持ち越すことになったが、とてもワクワクした時間だった。


フリーランスになって3ヵ月経った

2025/08/30

6月から正社員を辞めてフリーランスになった。月火水の週3日だけ働いている。ちょうど3ヵ月が経過し、良い機会なので振り返ってみたい。

まず仕事だが、週3日になってかなり負荷が減った。これまではプロダクトマネージャーという役割で働いていたが、これはマネージャー職なのでいつでもいることが大事だったりする。困った時にすぐサポートできたり、チームの足が止まらないように先回りして地ならししたりする仕事。他の会社のプロダクトマネージャーに比べたらかなりゆとりを持って働かせてもらっていたが、これはフルタイムの人がやるべきというのが自分の意見。なので今はAI活用という別の仕事をさせてもらってる。

AIは「絶対やった方がいいけど優先度よくわからん」系の仕事。将来的にAIが来るのは間違いないけど今AIに全振りしたら目先の売上を失ってしまう。真面目な改善とAIに賭けるのとどうすればいんだっけ?が共通の悩みで、そんな中自分は好きにAI系の機能開発をやるポジションで働いている。3ヵ月でユーザー向け・社内向けと色々作ったが、これが売上にどう効いてるかというと分からない。でもAI時代へのフィットには近づけてる感覚はあり、いろんな技術を触ることでAIへの理解度もあがっている。これをあと何回か繰り返せば精度の高いものを作っていけそう。個人的には好き勝手コードを書くのがとても楽しく、こういうお試しの使い捨てコードを爆速で作るのは性に合っている。

次に個人開発。元々AIを使った個人開発をもっとやりたくて週3勤務にした。週2日を自分のために使いたいというのが目的で、正社員だとそれはできないと言われたのでフリーランスになった経緯がある。ではその個人開発はどうかというと、今のところボチボチである。淡々とは進んでるけど思い描いたスピードではなく焦りがある。この焦りはどこから来てるのか?

いまはAIにより仕事の状況が変わろうとしてる時期で、チャンスであり戦国時代でもある。「もっと早く作りたい」「もっと早く知名度のあるサービスになりたい」というのが焦りの根源になっている。さらに遡ると「Webサービスで一発当てたい」という気持ちからきている。でもよく考えたら一発当てなくても今でも楽しいし、サービスを成功させることは人生の優先事項の中では5番目くらいな気もする。健康でいること、家族や友人を大切にすることが先にあり、没頭する時間を持つことのひとつの要素にサービス作りがある。なので作ってるものが流行らなくて不幸な顔をするのはなんだが順番が違うような気もしている。

「人生のすべてを賭けないと当たるハズがない」と自分の中のマッチョイズムが囁くが、それは今までの人生で培われてきた概念のような気もする。本当は楽しくものづくりして、それが必要な人が多ければ流行るだけのことじゃないだろうか?幸せとはゴールすることじゃなくて日常の状態をいう。最近はもっとゆっくりでいい気がしている。

フリーランスになってからは保険料など諸々の作業を自分でやらないといけない。社会勉強にはなるが、そういうのが得意な方じゃないので一件微妙にやらかしてしまった。。なんとか事態は収まったが本当に焦った。社会の約束や期限があるので自分の気分とか関係なくやるべきことはやらないといけない。同じことが起きないように再発防止策を考えた。初めてのことでミスるのは仕方ないので、せめて少しずつ上手く生きれるようになっていきたい。


焦らず急ごう

2025/08/29

最近はずっと7時前に起きていたが、疲れが溜まってる感じがしたので今日は11時までベッドでゴロゴロ。ここ数年追っていた漫画「アオアシ」の過去巻を読む。本格サッカー漫画だがその枠にとどまらず大人の心にグサグサと刺さるものがある。今日が最終巻の発売日。この後服を着替えて本屋に向かう予定。

プログラミングがAIに置き換わるなかで人間は何をすべきなのか?いろいろ考えた結果、ポイントとなるのは「意思決定」と「心地よさの調整」なんじゃないかと思ってきている。AIは選択肢を出せるが選ぶのが人間なのは変わらない。スタートアップを起業する人は何かしらの課題感や個人的な熱量を持っている場合が多い。その熱をどの方向に出すかはその人にしか決められない。

心地よさはサービスを触って楽しかったり、気持ちよかったりする体験のこと。例えばNintendo Switchのゲームはどれもインタラクションがとてもよく設計されている。ボタンがポヨンと膨らんだり、文字がスーッと表示されたりして空間が楽しい。AIで基本的なものを作るのが簡単になった。その上に乗っかる「人間にとっての心地よさ」が今後大事になってくるはず。

そんなわけでアニメーションの勉強をはじめた。まずはシンプルなところからと思い、Motionというアニメーションライブラリの使い方を学んで試したりしている。表現力豊かでいろんなアニメーションが用意されてるが一部のソースコードはロックされていて、それを見るには有料プランを購入しないといけない。この有料プランが買い切りで3万円するのだが、なんとこれを買ってしまった。数日経つがいまだこの判断が合ってたのか分からない。お金に超シビアな方ではないが3万円あればちょっとした旅行に行ける。まぁでも勉強代としては妥当だし、良いサンプルがあるとそれでAIに指示とかもしやすいし・・と自分をひたすら納得させている。そういえば大学時代に買ったコートが3万円くらいだった。それと同じ金額だから何なのかは分からない。

いろいろやりたいことが溢れている。アニメーションの勉強がてらサイトを作りたいし、AIでモバイルアプリを作るのもやってみたいし、AIラジオのサービスに自分の声で読み上げる機能をつけてみたい(クローンボイスという)。最近メインで作っているタスク管理サービスの改善もいろいろ試したいことがある。こうやってやりたいことが膨らんでくると、ある日突然スイッチが切れて全部やりたくなってしまうのが今までのよくあるパターン。そうなると麻雀とかスプラトゥーンとか趣味の時間がはじまって数ヶ月経つとまた戻ってくる。それも悪くはないが今回はゆっくり行きたい。ひとつずつ、1週間とか2週間をかけてゆっくり取り組む。長い人生それでも十分時間はある。そういえばSKY-HIも「焦らず急ごう」と言っていたな。自分のアクセルとブレーキのバランスを確かめつつ、いまからアオアシを買いに行ってきます。楽しみ!


オフの日

2025/08/28

今日は朝起きるとなんだか体調がよくなく、朝食にのトーストとヨーグルトをゆっくり食べる。体が重いので食べ終わった後ソファで2時間くらいゴロゴロし、ようやく落ち着いてきたところで発表練習。発表スライドは事前に作っていたが話してみると改善点が見つかる。これを繰り返して発表の練度を上げていくが、キリがないのでどこまで突き詰めるかは難しい。新卒や2年目のときは意気込みがすごかったので毎回ほぼ徹夜していた。今は良い感じに力が抜けるようになった。

発表はとても楽しくできた。オンラインで100名くらいの方が聞いてくれた模様。本当はオフラインの場で聞いてくれてる人の反応とかを見たいけど、家にいながら発表できるメリットの方が大きい。ほとんどの勉強会は関東開催なので関西に住む自分はリモートのおかげで機会をもらえている。リモート発表は謎の緊張感んがあるが最近は少し慣れてきた。コツは自分のテンションのまま走り抜けることで、スライドもそれを意識して作っている。

イベント後にお昼を食べ、家を出て近くのカフェへ。最近ずっとパソコンをしていたので今日の午後はノーパソコンタイムにしようと決めていた。本2冊とノートとペンを鞄に詰めていき、ゆっくりと本を読んだ。夕方以降も予定がないので調子に乗ってカフェオレを頼む。カフェインに激弱なのでいつもはカフェインレスのものを頼むけど今日は開放感に満ちていたので好きに頼んでみた。コーヒーゼリーもつけた。案の定2時間くらいしたら体調が乱れてきたので帰宅。久しぶりにゆっくり本を読めて良い時間を過ごせた。

家に帰ってきて自炊。昨日テレビで見た町中華特集の影響で中華をつくる。回鍋肉と天津飯。クラシルが便利すぎて最近料理に自信がついてきた。決して料理上手とはいえないけど自分で美味しいと思えるものが作れるようになり、それは自分にとって幸せなことだ。フリーランスになってからは木曜と金曜は自由に使える日になった。個人開発のため日と決めてはいるけど人生はマラソン。今日みたいに息抜きの日は定期的に作っていきたい。