フリーランスになって3ヵ月経った

2025/08/30

6月から正社員を辞めてフリーランスになった。月火水の週3日だけ働いている。ちょうど3ヵ月が経過し、良い機会なので振り返ってみたい。

まず仕事だが、週3日になってかなり負荷が減った。これまではプロダクトマネージャーという役割で働いていたが、これはマネージャー職なのでいつでもいることが大事だったりする。困った時にすぐサポートできたり、チームの足が止まらないように先回りして地ならししたりする仕事。他の会社のプロダクトマネージャーに比べたらかなりゆとりを持って働かせてもらっていたが、これはフルタイムの人がやるべきというのが自分の意見。なので今はAI活用という別の仕事をさせてもらってる。

AIは「絶対やった方がいいけど優先度よくわからん」系の仕事。将来的にAIが来るのは間違いないけど今AIに全振りしたら目先の売上を失ってしまう。真面目な改善とAIに賭けるのとどうすればいんだっけ?が共通の悩みで、そんな中自分は好きにAI系の機能開発をやるポジションで働いている。3ヵ月でユーザー向け・社内向けと色々作ったが、これが売上にどう効いてるかというと分からない。でもAI時代へのフィットには近づけてる感覚はあり、いろんな技術を触ることでAIへの理解度もあがっている。これをあと何回か繰り返せば精度の高いものを作っていけそう。個人的には好き勝手コードを書くのがとても楽しく、こういうお試しの使い捨てコードを爆速で作るのは性に合っている。

次に個人開発。元々AIを使った個人開発をもっとやりたくて週3勤務にした。週2日を自分のために使いたいというのが目的で、正社員だとそれはできないと言われたのでフリーランスになった経緯がある。ではその個人開発はどうかというと、今のところボチボチである。淡々とは進んでるけど思い描いたスピードではなく焦りがある。この焦りはどこから来てるのか?

いまはAIにより仕事の状況が変わろうとしてる時期で、チャンスであり戦国時代でもある。「もっと早く作りたい」「もっと早く知名度のあるサービスになりたい」というのが焦りの根源になっている。さらに遡ると「Webサービスで一発当てたい」という気持ちからきている。でもよく考えたら一発当てなくても今でも楽しいし、サービスを成功させることは人生の優先事項の中では5番目くらいな気もする。健康でいること、家族や友人を大切にすることが先にあり、没頭する時間を持つことのひとつの要素にサービス作りがある。なので作ってるものが流行らなくて不幸な顔をするのはなんだが順番が違うような気もしている。

「人生のすべてを賭けないと当たるハズがない」と自分の中のマッチョイズムが囁くが、それは今までの人生で培われてきた概念のような気もする。本当は楽しくものづくりして、それが必要な人が多ければ流行るだけのことじゃないだろうか?幸せとはゴールすることじゃなくて日常の状態をいう。最近はもっとゆっくりでいい気がしている。

フリーランスになってからは保険料など諸々の作業を自分でやらないといけない。社会勉強にはなるが、そういうのが得意な方じゃないので一件微妙にやらかしてしまった。。なんとか事態は収まったが本当に焦った。社会の約束や期限があるので自分の気分とか関係なくやるべきことはやらないといけない。同じことが起きないように再発防止策を考えた。初めてのことでミスるのは仕方ないので、せめて少しずつ上手く生きれるようになっていきたい。