英語、散歩、文章の継続

2024/10/27

昨日この日記を書いて66日経過したと書いたが、他にも66日続いているものがある。

英語はこの日記と同じタイミングから始めて毎日やっている。最初はNativeCampでオンライン英会話をやっていたが、ここ2週間くらいはDuolingoに切り替えた。NativeCampは他のサービスと違っていつでも好きなタイミングで始められるのが素晴らしい。例えば9:12という中途半端なタイミングからでもティーチャーを選んですぐ開始できる。30分区切りとかだとうまく時間があわなかったりするのでありがたい。基本は1レッスン25分だが、気分が乗らないときや慌ただしいときは15分に短縮したりもした。5分だけの日もある。続けることを重視して1日の内容にはそんなにこだわらないようにしている。Duolingoは15分計りながらやっている。私は勉強の時は文字に書かないと覚えられないが、Duolingoは同じ文がしつこく出てくるのでスマホだけでも割と文法が身に付く。このまま続けたい。

散歩も毎朝行っていて、平日は朝に行く。30分くらいで3,000歩少々。音楽やPodcastを聴くときもあれば無音のときもある。友人と合流して一緒に行ったりもする。朝の空気のなか体を動かすのは気持ち良い。雨の日は行かなくてOKということにしていて、その代わりに気が向いたら室内で筋トレをする。仕事は基本座りっぱなしになるので意識的に運動を取り入れる必要がある。健康に過ごせる時間の割合はできるだけ多くしたい。

文章はこの日記とは別にnoteで書いていて、週に一回のペースで更新している。内容は仕事の話で、プロダクトマネージャーとして働くなかで気づいたことや学んだことを整理して書いている。noteの文章は勢いで書いた後に読み返して校正している。毎週火曜に公開しているのが、月曜に書いて火曜に校正・公開というのが大体の流れ。書くのが大変かなと感じるトピックでも書き始めてみるとスラスラ書け、1時間くらい書くとそれなりに形になっていたりする。66日で9本のnoteを出せたが、これはここでストップして良いかなと思っている。「3年前の、プロダクトマネージャーになりたての頃の自分が知りたかったこと」をコンセプトに書いていたが、当初知りたかったことは大体もう書けた。文章を整理しながら書くこと自体は楽しいので不定期にまたやりたい。ちなみに書いたものの中にはほとんど読まれなかったものもあるが、自分で読み返してみると大変面白い。自分がよろこぶものが書けて大変満足している。

習慣化を目指して色々やっていたが、これまでと一番違うのは朝の時間にすべてやっているということ。朝にすべて終わらせてから仕事に入ると気分が良い。やりたいことが1時間分あれば1時間早く起きる。そういう時間の使い方をするようになり、明確なやることがあるので朝もスッキリ起きれるようになった。朝起きてから3時間は脳のゴールデンタイムと呼ばれるらしい。この時間はメールの返信など誰かにパスする仕事ではなく、表現や勉強など自分の時間として使うようにしたい。


毎日日記を書いて66日経った

2024/10/26

夏に有給をもらってフィリピンに行っており、この日記は帰国した翌日から書き始めた。そこから数えて今日で66日、毎日更新できている。66日は習慣が根付くひとつの基準とされており、スタートするときに66日続けることをいったんの目標としていた。習慣としては生活に馴染んできたような気がする。

日記は朝に書いている。書く時間を確保するために早起きするようになった。起きるとまずパソコンを開いて書くようにしているが、これが頭の起床にとても良い気がする。最初は眠くても、テーマを決めて文字を書いているうちに目が覚めてくる。以前は起きてからもソファでうだうだする時間があったがそれがなくなった。頭のモードをONにするきっかけになっている。

書き方としては上手な文章ではなく、なるべく脳内を垂れ流したいと思っている。頭に浮かんだ文章を次々と書く。この日記はインターネットに公開しているが、そうなると人からどう見られるかがどうしても気になる。マーケティング脳が入ってしまいそうになるたびにOFFにし、それとはまったく関係なく自分の頭を書き出すことにフォーカスする。書いているうちに全然違う話になってしまうこともある。自分のなかでその二つは近いもの、繋がりがあるものとして整理されてるんだな、と気付けたりするのも面白い。

気分としては脳の排泄で、頭のなかでグルグル回っていることを一度言語化するとスッキリするという感覚がある。星野源のエッセイ「いのちの車窓から 2」の中で、いつも頭の中で仮想の人との会話が繰り広げられているという話がある。自分もこれはすごくあって、仕事や生活などで触れたいろんなことに対して常に考えてしまう。エッセイの中で全員がそれをやっているわけではないらしいと書かれていて、みんなやってることだと思ったので驚いた。そういえば小学校くらいの頃、話を自分の脳内で先に展開しすぎて友達と噛み合わないときがたまにあった。頭の中で自動的に考えてしまうことを文字で書いておくとスペースが空くような感覚がある。

日記自体はもともとプライベートで書いていた。インターネット上で人から見える場所で書く意味があるのかはずっと自問しているがよくわからない。本のカテゴリとして、知らない人の世界を知れる日記やエッセイを最近は好んでいる。普段接さない職業とか、海外で暮らす人の話とか。個人が感じたことを読めるのが面白い。そんなわけで自分も日記を書き始めたが、脳内では「それって意味あるの?」と100回くらい反芻している。仕事でマーケティング的な文章を書くときもあり、その時はサービスを知ってもらうためとか、誰の参考になる情報にするとか、明確な目的がある。この日記は個人的なことを書いてるし、別に文章で名を上げたいとも思ってないし、目的と呼ばれるものはあまりない。楽しいから続けている趣味なのでそれで良い。でも日記について人と話すとき、その人に理解してもらえるように意味づけして話す自分がいるのに気づいていつも辟易とする。人からの理解を求めてしまう。

次の目標も立てており、90日続けて書けたら本にしてまとめようかと思っている。調べたらEPUB形式というのでまとめれば良いので自分にもできそうだ。3ヵ月ごとにまとめて本として残す。読み返すことがあるのか分からないが、数年後自分で読んだら面白そうだ。写真が好きな友人が一年に一回その年の写真をセルフアルバムにまとめていると言っていた。そういう毎年の総括する系のイベントは面白そうだなとずっと薄く思っていたが、それを文章でやるのは興味がある。習慣は外部環境の変化などで容易に壊れるものだが、朝に文字を書くのは気に入ってるので続けたいと思っている。


期日前投票に行った

2024/10/25

2024年衆院選。投票日は所用があるため人生初の期日前投票に行ってきた。仕事前の朝イチの時間を狙って行ったが大行列。自分としては早朝から動いたつもりだったが世間的にはそうではなかった。仕方ないので並ぶと意外と列は早く進み、すぐに投票を終えることができた。紙を何枚か書くくらいだから回転率は高いか、と思ったりする。

事前に自分の選挙区の候補者を見て調べた。いろんなサイトが自分の主張と候補者の主張とのマッチングを測るものを提供しているがイマイチどれもピンとこず。分野によって興味の濃淡があるので、それを平坦に押し並べてスコア化されてもな、という感じ。Xで回ってきたポストに「自分が一番大事だと思う分野で近い候補者を選ぶ」や「消去法で残った候補者を選ぶ」などのアドバイスが書かれていた。完全一致する候補者は基本いないのでこういう考え方も有効か。

和田靜香さんの本のなかに「争点は自分で決めて良い」という一節があった。比較の軸はマスコミじゃなくて自分で決めて良いらしい。そういう考え方はしたことがなかったので試してみようと、最近関心のある同性婚で比べてみる。ほとんどの政党や候補者が賛成している。え、じゃあなんで実現されてないの?!と思う。政治の世界に無知なので深く突っ込めないが、関心事を自分なりに争点にするというのはうまくいかず。政党や候補者のプロフィールを見て選ぶことにした。

帰り道、海外だとコンサート会場とか普段入れないようなところで投票できるという話を思い出す。そういう投票 is cool、投票 is funみたいな仕組みはあっても良い。若い世代の投票率が低いから政治が若者の方を向かないと言われてきたが、若者って何歳までだろう。まだ若者の一票としてカウントされるのだろうか。駅では候補者の応援スタッフが声を張り上げて街頭演説をしている。こういう活動も政治を知ってもらう入り口として大事なことだというのも和田さんの本で読んだ。以前よりは活動の意義を理解しているつもりだが、やはり怒鳴られるような大声は苦手で怯えてしまう。


マインドマップで整理する

2024/10/24

何かを整理したいとき、マインドマップで書き出すのが良い。中央に関心事の大きなテーマを書き、そこから派生する要素を書き出して繋げていく。書き方にルールはないと思うが、各項目を円で囲い、関連する円同士を直線でつなげていくのが私の基本スタイル。仕事の要件でもプライベートの悩みでも、「生活で大事にしたいこと」といった大きなテーマでもマインドマップは使える。頭の中を書き出すのに優れたツールだ。

書き出すときはノートに手書きで行う。順序なく思いついたものを全部書き出し、関連がありそうなところに繋げまくる。自分にとって大事なものは大きな円で、些細なことは小さな円で書く。関連がなさそうで実はあるよな、ということは点線で表現したりする。これを滑らかにできるデジタルツールにはまだ出会えていない。MiroやFigmaなどのサービスでも似た機能は提供されているが、一度マウスやキーボードの操作に気を使う必要があり頭のなかを書き出す作業にとってはノイズになる。Notionで箇条書きに出すのも悪くはないが、好き勝手に要素を配置できることが大事。手書きだとその時のコンディションによって文字の書き方も変わってきたりするので、それも含めて頭のなかを書き出すことになる。

以前よく行っていたコワーキングスペースで、マインドマップを推し続けている人がいた。その人は後輩らしき人物に何を相談されても「マインドマップ書いた?」と返していた。今日ランチどこ行きますか?みたいなカジュアルな話でもマインドマップを薦めていたのでさすがに違う回答あるやろと内心ツッコンだりしつつ、マインドマップって色んなシーンで汎用的に使えるな、などと考えたりもした。

心の中のモヤモヤは書き出すとスッキリする。言語化して悩みと直面するのが怖い気持ちもあるが、実は苦しいのは「なんかイヤだな」という正体不明の気分だったりするので、自分が嫌に感じている要素が明確になると悩みはマシになる。悩みの要因に対して具体的にとれる対策があればやれば良いし、特にない場合でも自分はこれを嫌に思っているんだな、と認識できればそれで十分。頭の中の整理にマインドマップというフォーマットは使いやすい。


UIを作ると進捗が出る

2024/10/23

UIとはUserInterfaceの略で、サービスとユーザーとの接点のこと。ユーザーはUIでテキストを見るし、ボタンを操作するし、サービスで何が起こっているかを理解する。サービス開発では目に見えない部分の実装も多い。金額や日付の計算ロジックであったり、データの保存であったり、メール通知であったり。基本的には目に見えない部分の方が変更が難しいので先に作る。しかしそれだと見た目上は完成に近づいてないように見えるので、気まぐれにUIを作って進捗を出す。

「UIを作ると進捗が出る」というのは大学生の頃読んでいたブログに書かれていた内容。それは個人でMMORPG(オンラインで一緒にできるRPGのPCゲーム)を作っている方で、当時は珍しくサービス開発の過程とかデザインのポイントなどを書いていて楽しく読んでいた。その人がクライアントに進捗を見せたいときはUIを作るといっていて、そういう大人のテクニックがあるのだなと知らない世界に思いを馳せていた。

個人開発は完全趣味なので、どこから作っていってもよい。データベースからでもUIからでも、マーケティング的な調査からでもなんでもいい。ただ最大の敵はモチベーションの低下なので、気まぐれにUIを作り込んで進んだ感を出すと自分が喜ぶ。なんか触り心地よいし、これを作り切って公開したいなという気分になれる。心地よさは実際に触ってみないとわからない部分も多く、その意味でも早めにUIを作ると触れる機会を増やせてよい。違う機能を開発しながら「ここ毎回わかりにくいな」「このボタン押すと何が起きるんだっけ?」などと引っかかるポイントがあったら大体ユーザーもそこで戸惑う。ボタンの位置や文言を調整して分かりやすくしていく。

Away」というアニメーション映画がある。ラトビアのクリエイターによってつくられた約1時間半の映画だが、なんとたった一人で作った作品らしい。監督、制作、編集、音楽のすべてを担当し、3年半かけて作られたとか。途中で投げ出さず作り切ったことに大拍手だが、ウェブとはまた時間感覚が違うのかもしれない。製作中、アニメーションのコマを描いていって飽きたら音楽、音楽に飽きたら別の工程というふうに、疲れたら頭を切り替えながら作業していたらしい。デザインやプログラミング、コンセプト、仕様設計など、自分も疲れたら違う作業をして頭を切り替えたい。