アプリのデザインが楽しい

2025/12/13

自分はメインの機能を最初に作り込むことが多い。設定とか通知画面とか、そういうサブ的なものは最後まで手をつけない。メインの使い道で楽しく便利さが享受できるか?それをまず最初に確かめたいと思っている。

デザインも組み込む。自分はFigmaなどのデザインツールは使えないので、紙とペンで適当にラフ図を書いて、それを見ながら実装する。こうしてるとメイン画面だけ立派で、他はしょぼいアプリが出来上がる。そして次はサブ画面を作っていくのが従来だったがー。

AIの登場により、メイン画面を渡せばそのテイストでサブ画面のデザインを考えてもられるようになった。この使い方が思いの外便利で感動している。サブ画面は登場頻度としては低いが、アプリ全体の一貫性を担保するためには手を抜けない部分でもある。一貫性というのは見た目やタップしたときの挙動、ボタンの配置など。AIは模倣が上手なので、「このアプリでこういう画面作るならデザインはこうでしょ」を提案するのが上手い。

自分はデザインのインスピレーションを探すときはDribbbleなどのデザインサイトを眺めることが多い。素晴らしいデザインが多いが、そのデザイナーの世界観が強すぎて基本的にはそのまま使えない。上のAIを使った方法なら、自分のアプリをよく理解してるデザイナーがいろんな画面をオシャレな感じで作ってくれる。これはかなりスピードアップになる気がする。

一通り実装したものは自分のiPhoneに入れて普段使いする。ご飯前とか歯磨きしながらとか。そうすると見えづらかったり何のボタンかわからなかったりして不満を覚えるので、それを一つずつ潰して滑らかにする。こうしてアプリの摩擦が減っていくのがとても楽しい。見た目上のデザインはAIがかなり上手くなってるが、全体感の設計やアニメーション・インタラクションなどの動きの部分は、まだまだ人間の土俵だなと感じている。


迷っちゃダメよ。迷いは創作の敵だから

2025/12/12

RAPSTARでSEEDAさんが言っていた「迷っちゃダメよ。迷いは創作の敵だから」という言葉がクリティカルヒットした。なんか最近は迷いが多かった気がする。フリーランスになって好きなことをやれる時間が増えて、考えすぎて手が止まる瞬間が多々あった。2026年のキャッチコピーは「迷いは創作の敵」でいきます。

ここ2週間くらい仕込んでいたアプリがひと段落。Appleの審査も通ってあとは機を見てリリースすれば良い。マーケも頑張ろうということで、別の自分のアプリから誘導できるように調整した。Figmaを使って自分でバナーを作る。それなりに気に入るものができて満足。

夕方、新しく買ったポットが届く。説明書がそれなりページ数があり読むのがめんどくさい。全ページの内容をくわせたAIを作り、そのAIとチャットできるページのQRコードだけ送ってほしい。知りたいのは使い始める前に洗う必要があるのかどうかで、自分の目ではその答えは見つけられなかった(洗った)。

12月は振り返りの文章をいくつか書きたいと思っており、そのひとつであったZennの記事がたくさん読まれていてうれしい。でも8月頃にほぼ同じ内容を勉強会で話したときは全然反応がなかった。オンライン発表だったのも関係あるかもしれない。人がいるところで発信する大事さを再確認する。


「勝負眼」を読んだ

2025/12/11

勝負眼」を読んだ。サイバーエージェント藤田さんの新作で、週刊文春の人気連載をまとめた形。藤田さんといえば最近社長を交代することを発表して話題となったが、そういう会社の成熟、移り変わりみたいな話題が多い(あと麻雀の話が多い)。

自分が就活の頃、サイバーエージェントはメガベンチャーの代表とされており、説明会や選考にも参加した。他の会社が貸し会議室で説明会を開催するのに対し、サイバーエージェントは大きなホールを貸し切って開催し、最初に藤田さんからのメッセージが巨大モニターに流れる演出をしていた。その当時から藤田さんの見せ方へのこだわりはすごいと思っていたが、本書でもそのあたりは何編か書かれている。

本書で一番印象に残ったのは以下の文節。

クールジャパンは日本の文化の良いところを世界に広めようとしているに過ぎない。一方で、クールコリアは自国の文化を世界水準に高めることを目指している。

クールジャパンは何か違うなと思っていたが、その理由をズバリ指摘している。今の時代良いものはグローバルで課金される。なのでサービスやプロダクトは世界基準を目指すべきだ。

アメーバブログが苦戦していた頃、藤田さんが当時のサービス責任者を外して自分がオーナーとなって動いた話がある。当時の担当者はアメブロではないブログサービスを使っていた。「一番のユーザーである自分が誇れるサービスにする」を基準にしてサービスのクオリティを底上げた。

Abemaでも同じことが言える。以前聞いた話ではアプリの体験やデザインについて、藤田さん自身が膝を突き合わせて会話しているという。自分の中に基準があり、そこに向けて改善を続けられるチームは強い(社長自身がこのスタンスを保てているのがすごい)。

社長の交代劇に直接触れている回は思ったより少なく、藤田さんの考えや行動を振り返って書いているものが多い。文春での連載というのもあってか麻雀の例えが多く、それも麻雀好きの自分にはたまらない。

思考を整理し言語化する時、そのプロセスを通じて自分自身が大きく成長するということだ。
一方、言語化する機会をもたず、感覚で仕事をしているような時期は、いたずらに時が流れ、停滞しているように感じられる。

感覚で乗り切ってると積み重ねがない。やるときは勢いで進めてもいいが、後で振り返り言語化することで血肉になる感覚は自分にもある。手を動かしては振り返り、少しずつ上達していくプロセスはそのものが面白い。


父ではありませんでしたが

2025/12/09

我が子が爆誕しました。12/10に日が変わってすぐのこと。先達にと話していると「母子共に健康であればそれだけで十分」「パートナーが本当に頑張ってくれた」という内容をよく聞くが、この意味を初めて肌で感じれた気がします。本当にこれだけが望むところです。

武田砂鉄さんの「父ではありませんが」には子がいない立場から見た世界の見え方が描かれている。とても好きな本。世の中的に見れば子供がいる方がマジョリティになると思いますが、この変化で大きな主語を振り回すようにはなりたくないと自戒を書いておきます。

よく子供のためなら仕事を頑張れるというが、今のところあまりそういう気持ちにはならない。仕事はそれ単体で十分面白く、内発的動機に突き動かされている感覚があるので。堕落した姿を見せたくないというのはある。これは仕事に限らず、心を腐らせず好奇心を忘れない状態でいれればそれでいいかな。良いチームになりたいとは思ってる。尊重があり、言いたいことを言える空間で、話を聞くときは相手に注意を集中するような関係性を目指したい。

間違いなくこれから生活スタイルが変わっていく。人生のメジャーアップデートのタイミングではあると思うので、この状況の変化を楽しみたいと思っています。


そわそわしています

2025/12/09

朝からそわそわして何も手につかない。とはいえボーッとしてると時間が長く感じるのでパソコンに向かう。意外にめちゃ進捗が出た。変なゾーンに入っているのかもしれない。

連絡が来て移動。今日は何時になるかわからず、もう少し夜が更けてからでもいい説もあったが、家にいても落ち着かないのでもう来た。

できることはないのでXのプロフィールを更新。絶対に今やることではない。しかも実績をアピールする系の資本主義全開のものにしてしまった。ケアとは真逆の方向性。長い夜になりそうだ。