プロダクトマネージャーをまたやる可能性はあるのか

2025/12/06

たまに「もうプロダクトマネージャーやらないんですか?」と聞かれることがある。毎回あまりうまく答えられなかったので、ここで考えてみたい。

経歴的にはエンジニア→プロダクトマネージャー→フリーランスエンジニア と渡ってきている。最初のエンジニアは10年くらいやって、それなりに楽しかったが限界が見えてきた。作ることはできても流行らせたり、収益を出して持続可能にしたりすることができない。専門のスキルを高めて技術者として確立するが自分はそういうタイプではない。ひとつの分野を100にするより、60くらいの分野を3つ持ってる方が面白いかなと思っている。なので転職した。

プロダクトマネージャーは総合格闘技といわれる。主な仕事は意思決定だが、それにはビジネスも技術もデザインもマーケも、すべて理解した上で各領域を繋ぐ架け橋にならないといけない。個人開発の組織版みたいな考えで、取り組んでいて面白かった。しかし会社が大きくなるにつれ「プロダクトマネージャー」という専門職として動くことが求められるようになってくる。そうなるとやりたいことと少しズレが出て、そのタイミングで生成AIが来た。

AIはプロダクト開発の可能性を青天井にする。1人や2人でのユニコーン企業が出る日も近いと思っている。ここで大事なのは「可能性は無限だが、人間への負荷は高い」ということ。

AIは仕事を依頼すれば24時間365日やってくれる。しかしその仕事を手放しでリリースすることは難しく、人間のチェックは必須になる。そうなるとAIが賢くなるにつれ人間はしんどい。体感は3倍ぐらい頑張らないといけないが、当然給与は3倍にはならいない。そうなると9時-17時で働く中で、体にムチを打ってAIと全力で走る理由があまり生まれなくなる。会社の業績が3倍になっても個人に返ってくるリターンは少ない。

じゃあどうすればいいのか?青天井にリターンのある分野でチャレンジする、というのが今の自分の考えだ。例えば個人開発は時間をかければかけた分だけリターンが大きくなる可能性がある。またAIの活用についても、気合を入れて人の何倍もの成果を出せるようになれば、1日1時間集中して働けばOKのような生活も実現できる。時間給ではなく、成果報酬の形の方がAI時代には好ましい。

個人開発とプロダクトマネージャーは考え方やスキルセットが似ている。違うのはチームのサイズくらいだろうか。自分がプロダクトマネージャーで学んだことは個人開発にかなり活きてると思うし、個人開発を頑張ることがプロダクトマネージメントの上達にも効いてくると思う。なので今は個人開発だなと思ってフリーランス化してトライしてみている。

将来的にプロダクトマネージャーに戻る可能性はある。それは大きな社会貢献とかはチームじゃないと難しいから。でもエンジニア的な働きもできたら方が自分の貢献度合いを高められるような気もするので、時代を様子見かな。とりあえず今は、目の前のことに取り組んで没頭できてればそれでよい。


最低賃金があがってますね

2025/12/05

急に寒くなっていたので暖房を使い始めた。一説によると寝るときも暖房はつけっぱなしの方が良いらしい。つけっぱなしで寝ると寝心地がいまいちなんだけどなぜだろうか。エアコンのフィルターは最近掃除したんだけどな。

今日は地元のカフェに散歩に行った。店内が広々としていて過ごしやすい。ワッフルとカフェラテを注文。レシートにバイトの募集が印字されており、時給のところに「1,180円〜」と記載されている。めっちゃ高いな。最低賃金があがってるのは知っていたがここまでとは。自分が大学生でバイトしてた頃は時給600円だったと記憶しているので倍くらい違うことになる。というか600円ってあの時代の最低賃金にも満たしてないのでは・・。

夕方は個人で作っているアプリの開発。デザインをちょこちょこイジっていて、こういう時間が本当に楽しい。AIの使い方もだいぶ慣れてきた。こういうことがやりたい、というのがあればAIは良いパートナーですね。丸投げは現実的には難しいけど、枠組みを用意すればその中のものは高速に作ってくれるイメージかな。

Appleに申請中の上記とは別のアプリは、再度リジェクトされていて未だリリースできていない。Appleの異議申し立てのフォームがあるのを知り、そこにコンタクトしてみた。リジェクトは仕方ないとして理由を教えて欲しい。何度聞いてもレビュワーにスルーされるので、改善のために具体的な情報が欲しい旨を連絡してみた。別のレビュワーが見てくれるっぽいので期待。これで無理な場合の二の矢も考えてはいるが、精神的に疲れるのでここで審査通過させてほしい。


大事な問題から着手する

2025/12/04

月火水は仕事、木金は個人開発デーとしているので今日は個人開発の日。探していた秘伝のタレが見つかり今はプログラミングが楽しい。どれくらい楽しいかというと朝7時に勝手に目が覚めるくらい。普段は9時まで寝てるので、この違いは大きい。

何度も分かったつもりになってるけど忘れてしまうこと、それは「大事な問題から着手しろ」ということ。例えばAIを活用したアプリを作っていて、大事なのはAIモデルの性能や料金だったりする。なのにそこは深掘るのが難しからと、サブ機能を作ったりデザインをアップデートしたりしてしまう。これらは楽しいけどユーザーには刺さらない。普通に問題になってることに淡々と対応するのが一番効く。

今はこの大事な問題に着手していて、サブ機能とかそういう細かいものはなんでも良いなと感じている。サンフランシスコでエースのエンジニアは8割を捨てて2割にフォーカスするらしい。それはその2割が達成できた時、景色が変わってまた次の2割が現れるから。

つまり全部のやりたいことを実現できる日は来ない。人としての能力はそこまで大差はない。意識すべきなのは「何からやるか」と「何をやらないか」だ。


アプリの審査に苦しむ

2025/12/03

Appleに審査に出していた新作アプリの状況が気になって深夜3時に目が覚める。審査はアメリカ時間で行われるので日本が寝静まってる頃に結果が出る。結果は2日連続となるリジェクトで対応に追われることとなった。

この審査ハローのおかげでAppStoreには変なアプリがないと言われている。詐欺アプリはなく、コンセプトが不明なアプリは世に出る前にストップされる。利用者にはうれしいが、開発者からすると頑張って作ったアプリが価値なしと言われてるようで少し悲しい。いろいろレビュワーに質問しても返答されなかったりして、産みの苦しみと向き合うことになる。

リジェクトの原因を自分なりに考えて修正し、再度アプリを審査に提出した。明日は通ってるといいが…長い戦いになるかもしれない。

夜中、クイズ番組を家族で見る。ラクダのコブには何が入ってる?という設問に「はいはい、これは水分ね。よゆーすぎ」と言ってると正解は脂肪だった。そうなの?!子供の頃からずっと間違えた雑学を披露してしまっていた……恥ずかしい。出演者の中ではQuizKnockのメンバーが相当強く、「知識がありすぎて面白い」というのは誰も傷つけない笑いの一種かもしれないと考えたりした。


日記を1年半弱書いてることを振り返った

2025/12/02

週末に書いていたnoteを公開。この日記は今日で468日目になる。大人になってこんなに何かを続けたこともなかったので振り返ってみた。文章を書くのは面白いね。

noteにはヘッダー画像をギャラリーから選ぶ機能があり、今回はももろさんの画像を使わせてもらった。ももろさんはイラストレーターの方で、滋賀に遊びに行った時に一目惚れしたエコバッグがももろさんデザインだったのが知ったキッカケ。犬のイラストで本当に可愛くて今も愛用している。

その後iPhoneの壁紙にしたり、ポストカードを購入したりと少しずつ接点が増えている。絵本も作られてるようなのでどこかのタイミングで手に入れてみたい。

この日記には目的がない。強いて言うなら続けることが目的か。仕事でも何でも「それは何のためにやってるの?」と聞かれることが多くて、何か目的がないとやってはダメなような空気をたまに感じる。書きたいから書いていて、それで楽しいので、私はこれで十分です。