資本主義とマイペースの狭間で
2025/06/30
年収上げレースにはだいぶ前に疲れて離脱し、自分のペースで生きたいと思うようになった。家族や少数の友人を大切にし、自分が意義を感じる仕事を毎日少しずつやる。他人との比較ではなく昨日の自分との比較。ゴールを幸せとするのではなく毎日の良い時間を幸せとする。こういう生活が目指すところ。
Webサービスを作るのは趣味であり仕事であり、もしかしたらどこかへ繋がるかもしれない手段でもある。自分の作ったもので多くの人が喜ぶとうれしい。そしてもしめちゃめちゃ上手くいったらどこかの会社から声がかかってバイアウトに繋がるかもしれない。自分の趣味と資本主義はこんな感じでつながっている。周りがどうとか関係なく好きなものを作っていたいけど、一方でどういうものが流行るかのマーケティング目線も自分にインストールされているのを日々感じる。
売れることが悪いことではない。中身がスカスカなものを大きく見せて売るのはダサいが、本当に便利なものがじわじわ広がって売れていくのは当然のこと。売ることが第一目的になるとAIに乗るとか、どうやったらバズるかを考え始めて気づけば便利から遠い位置で試行錯誤している。自分が作ったサービスの色んな使い方を無理やり考えるようになってしまい、袋小路に迷い込んでしまう。良いものを作れば売れるわけではないが、まずは良いものを作る。良いサービスはすべての基盤になる。そして良いサービスとは、実際に世の中にある課題を解決できるもの、そして自分が使いたいと思えるものである。