時間がないとすべてのサイクルが止まる
クリエイティブな作業をするには時間的・精神的な余裕が必要で、そのためには簡単なタスクから終わらせて取り組む数を減らしたり、机の周りを整えたりもう着ない服を捨てたりと余白を作るのが良いのではないかと何度か書いた。しかしこの余白作りでさえある程度余裕がある時じゃないと取り組めないものかもしれない。余白を作るための余白がない、というジレンマを感じている。
最近プライベートがバタバタしており、なかなか自分のサービスを開発する時間を上手く取れていない。こうなると思い通り進められていないというプレッシャーを感じて精神的余裕がなくなる。せめてスキマ時間でできることをしようとAIの情報のキャッチアップをしてみる。世の中が動いているのに自分は何も出来ていないと逆に焦りは大きくなる。買い物や料理、掃除など生活を回す仕事は出来ているがそれで一日が終わる。読書の時間を取れず、カフェなど自宅以外に行く機会も減ると徐々に頭も働かなくなってくる。YouTubeの動画は頭が回らなくても見れるのでそこに流れる。でも本当にやるべきはこれじゃないので心の何割かは不満を抱えている。
毎日がパンパンになったとき、その状態がずっと続くのか一時的なのかを見極める。ずっと続く場合は何かを手放すしかない。人間の容量は上限があるので新しい関心事が入ったなら何かを抜く必要がある。すべてやるのを諦め、量を減らしたり質を落としたりして作業量を減らしていく。例えば自動食洗機を使って皿洗いの時間をなくすなどお金に頼ることも考える。定期宅配を使って買い物に行く時間を減らすのも有効。負荷が大きいタスクを出してそれを軽くする。これまで通りとはいかず、何かを手放す必要がある。
その状態が一時的であれば、期間を決めてむしろその時間に向き合うことにする。例えば仕事が忙しい2週間は趣味は止めるとか。自分は暑さに弱いので夏の期間はパフォーマンスが落ちる。無理して外出せず体力を温存する。外に出る用事がある場合は帽子や日傘など準備して向かえばまだマシになる。その状態がずっと続くわけじゃないのなら無理に解決せずやり過ごすのも手となる。完全に解決しようとするのはそれはそれでエネルギーを使う。上手くやりすごすメンタルも手に入れたい。
サービス開発でいうと、忙しい時に人間の代わりに進めてくれるのがAIの仕事である気もする。タスクを依頼して進めてもらうことはできるが、人間のチェックは今後も必要となる。特に今作ってるものは仕上げの段階に近づいていて、機能追加は影響範囲を見ながら慎重に進めている。AIにノリで作ってもらうVibe Codingは初期〜中期の頃には有効だが、ユーザーへの提供が近づくと人間の介入は必要になる。AIにもっと任せるには動作確認やテストなど、変更内容を保証する側のAIエージェントが次は欲しい。