オタクじゃない
2025/09/08
自分はオタクじゃない。これにハマっていて誰よりも詳しいです、というのがない。読書が好きだけど追いかけてる作家さんがいるわけではないし、スプラトゥーンは2と3で2000時間くらいプレイしてるけど今はまったくやってない。スポットでその時々にハマるものはあるけど一貫しておらず趣味として喋りづらい。
個人開発も趣味で、これは社会人になってから15年くらいやってるので良いかもしれない。しかし最新のテクノロジーに詳しいわけじゃないし、収益化のノウハウを溜め込んでるわけでもない。ただなんとなくその時々に面白いと思うものを作っている。最近だとAIを使った開発が面白くていろいろ試してるが、AI関連の論文は全然読んでいない。日々そういうのをチェックしてます、みたいな人を見かけるたび自分は深掘りが足りてないなぁと思う。
平均70点の人間が輝ける道もあり、それは組み合わせだ。この技術をこういうアプリで使ったら面白そう、この人気ゲームのこの部分はWebサービスだとこう活かせそう、みたいな新たな組み合わせが新たな発明を生む。器用貧乏な自分はこの道だなとは思いつつ、ひとつのことをやり続けているオタク気質の人を見るといつも尊敬と引け目を少しずつ感じている。
ちなみに自分の特徴に「モノマネが好き」というのがありそうに思っている。良いエッセイを立て続けに読むと自分も書いてみたくなる(この日記ブログです)し、オールナイトニッポンを聴くのが好きすぎて自分でもPodcastをやりはじめた。いい感じに仕事をしてる人を見るとそのエッセンスを自分に取り入れる。これはオタクじゃない汎用的人材だからできることかもしれない。