MBTI診断
恋愛リアリティショーといえばバチェラーが一番知名度が高いと思うが、AbemaTVでは毎週月9に「今日好き」が放送されている。コンセプトは「高校生が行く2泊3日の恋の修学旅行」で、10人くらいの男女が恋の矢印を右往左往させる。前シーズンは良いキャラの高校生が出演してSNSでバズり、ヒット作になった。多くの人が見始めて有名人もコメントし、Abemaの番組で1位になったらしい。それは喜ばしいことだが、次のシーズンがはじまりメンバーが発表されると、その中にはまたその人気高校生の姿があった。
続けて見てきた身からすると全シーズンは特別回で味が濃く、通常回を普通に楽しみたかったので少し残念。でもスタッフの立場で考えると前シーズンで新規に掴んだ視聴者を継続させたいだろうし、良い方法なんだろう。すべての人を満足させる選択肢はいつでもない。
最近の若者はほとんどがMBTI診断をしており、そのタイプが何かを自己紹介に交えたりする。こういう性格区分テストは定期的に流行るが、自分の見てきた中ではMBTIは一番浸透していると思う。年齢と血液型の横にMBTI診断を添える。しかしその理由も分かって、割とこの診断が自分のことを表現できているのだ。
タイプは「INFJ」のような4文字で表現される。例えば先頭は内向型(Internal)か外交型(External)かでIかEになる。この内向/外交型の分類はかなり使える。エネルギーが内側にいくか外側にいくかは性格をかなり分けるし、血液型よりも友人に知ってもらっておくべき性質だと思う。
自分はIで始まる内向型で、自分でもそうだなと思う。人見知りで場になれるまで声を発せられないし。でも人と話すのも好きで、外部の勉強会などで会った人からは外交的だと思われているかもしれない。自分が本当に心地よいのはどっちか、MBTIを通じて向き合う機会があるのは素晴らしい。
社会人になるまでは外交型のタイプがとても有利だと感じていた。人と仲良くなりやすく、人の繋がりで何かのハードルを下げたりしているのを羨ましく思っていた。でも社会に出ると意外と個人戦の場面も多い(エンジニアは特に)。そうなると社交の場よりも自分の仕事に向き合う時間が大事になる。今何をすべきか、どの情報をチームに伝えておくべきか。そういった仕事は内向的な人の方が上手い傾向があり、よく考えているので後半で有利になることも多い。でも飲み会とかに行くとうまく喋れず落ち込むこともやっぱりある。結局はどのタイプも自分の得意な場を探し、そこで頑張るというシンプルなことかもしれない。