やっぱりカフェの雑音があると集中できる
自宅で集中が切れたらカフェに行って作業している。以前は家でやると集中が深くなりすぎて疲れてしまうのでカフェで緩めている感覚だったが、最近はちょっと意味合いが変わってきた。それはプログラミングの待ち時間が増えてきたことに由来する。今はAIと一緒にコードを書くのが当たり前になっていて、一度チャットしたら3-5分、長い場合には20分くらい待機する時間が生まれる。この時間は特に人間はやることはないが、たまに危険な処理(ファイル削除とか)をするときはAIから質問が来るので完全放置もできない。席は外せないがそこまでやることがないという微妙な状況になる。
この微妙な待ち時間、本を読んだり動画を見るには短すぎる。かといってXをチェックしたりと時間を潰すには長すぎる。それに作業はAIがやってくれるようになったが、その分人間はちゃんとした指示を出さないといけなくなっている。これまでは自分で実装しながら考えられてたのが、最初にしっかりした内容を考えてAIに渡すような変化。最初のしっかり考える部分では頭を捻る必要があり、他のことを並行でやっているとマルチタスク状態になりあまりうまく回らない。
色々試したが、「カフェで周りの雑音を聞きながらノートに次にやることをまとめる」というのが一番しっくり来ている。AIの作業が終わると人間がレビューし、問題なければその変更を取り込んで次の指示をする。次々にやるべきことを考えておく必要があるので、その準備の時間にすると無駄がない。ただ、これだけだと次の場面、次の場面と頭を走らせすぎてしんどい。なので周囲の会話や雑音をBGMにしてゆったりしたペースでやる。今のところこれが一番長く続けられる。
人の話ならラジオやPodcastでも良いかと思ったが、話をちゃんと聞いてしまうと頭を使ってしまうのでやや不向き。できるだけ頭は空けて、他の五感を使って時間を繋いでいきたい。エンジニアの中で昔ハンドスピナーが流行ったがあれは良いかもしれない。あとは筋トレやストレッチも良さそうだが一日に何度もは難しい。
AI開発の状況が変わる可能性もある。例えば20分よりもっと長い時間、一度指示したら2時間くらい実行してくれるとかは今でも十分ありえる。ただこれは序盤でミスると意味のないコードを書き続けることになってしまうので使う場面が限定される。あとはAIが質問してくるところが音声になってパソコンの前にいなくても返事できるようになるとかはありそう。家事や散歩中でもやり取りする。とりあえずスマホに通知が来て返事するとかになったら幾分かはマシかもしれない。
人間同士のコミュニケーションが電話やメール、チャットと広がっていったように、AIと人とのインタフェースも今後増えていく。便利になることを望むが、四六時中AIからの連絡を気にしないといけないのもまたしんどい。AIの進化が人間を楽にするのか疲れさせるのかは、今後注目していきたいポイントのひとつ。