自分の技術を伸ばす
チームで仕事に取り組むときは連携やコミュニケーションに気が取られがちだが、自分のスキルを伸ばすことも忘れずにいたい。その仕事に取り組む前と後で何が身についたのか?その仕事が自分にとってどういう経験になるのか?たまに立ち止まってこういうことを考えたい。
チームの成果を最大化するのはもちろん重要でサラリーマンの務めだが、チームの成果は水物で自分が頑張ったら確実に挙げられるというものでもない(確率は最大化できる)。自分がガムシャラに頑張っても上手くいかない場合もあり、そうなると燃え尽き症候群になってしまう可能性もある。そんな時でも自分の技術の向上に注目すればそれは基本的に前進する。個のスキルが高まっていれば次の挑戦ではうまくいく可能性は高まっている。そういう発想でよいのではないか。「チームのために」は美しいが時々窮屈になる。
自分のスキル向上を狙うのは長期的に自分に投資することになる。時給1,000円でも長時間働ければそれなりにリターンは得られるが、技術を高めればこれを時給10,000円にできる。そうなると10分の1の時間で同じ価値を提供でき、残りの余白の時間をまた勉強に充てられる。自分は最近業務委託として働いている。一般的には成長できる仕事は社員に与えらえ、業務委託に与えられるのはスキルの切り売り的な内容が多くなる。忙殺されずに技術を磨くには意識的により良い方法を常に探さないといけない。負のサイクルに陥った後では木こりの斧を磨く時間は確保しにくい。
AIツールが毎日のようにリリースされる今日この頃。自分は最新の情報をキャッチアップしてるわけでもなく、専門的な知識を有しているわけでもない。しかし自分のサービスの課題に一番詳しいのは自分。課題解決のために使えそうなものを仕分け、試すことは続けていきたい。今だと品質担保に興味がある。Vibe Codingで開発スピードは加速度的にあがっているが、それを受け入れる人間側の仕事は膨れ上がっている。これを解消するような仕組みを作りたい。それに役立つものはないかという目線で毎日のニュースを見ていると、莫大な情報のなかに自分の欲しいものが意外と見つかることがある。