久しぶりに勉強会で発表した
友人から声をかけてもらったAI系の勉強会で発表した。定期的にnoteやZennに文章は書いてるがスライドを作って発表するのは久しぶり。最近調べてる技術的な内容を話せて満足。大規模なイベントではなかったけどこういうのは人数はあまり関係ないね。
いつもスライドはKeynoteやGoogleスライドで作ってるが、AI時代には絶対他にあるだろうと調べたところSlidevというのを見つけた。これはエンジニアのためのスライド作成ツールで、マークダウンという開発者が慣れ親しんだ方法でスライドが作れる。このマークダウンは余計な装飾がないのでAIにとっても理解しやすく、AIに壁打ちしてもらいながらスライドに起こす実践例がいくつか記事になっていた。試してみたところかなり使いやすい。しかしデザイン的なこだわりが捨てきれずにKeynoteに戻ってきてしまう。AIツールは溢れてるが自分がそこにフィットするのに時間がかかってしまう(しかもデザインもそこまでよくない)。
発表はオンラインで、画面に向かって喋った内容がそのままYouTube Liveに配信される仕組み。聴いてくれる方の顔は見えないのでパソコンに向かって喋り続ける感じで、5分経ったくらいで音声が本当に届いてるのか不安になった。めっちゃ喋ったけどマイク入ってないとかいうオチじゃないよね?!みたいな。でも途中で不安な雰囲気を出すのも野暮なのでそのまま喋り続けた。スライドをめくりながら喋るのは昔から好きで、熱をこめて話してるとあっという間に持ち時間の20分が経過した。ちゃんと準備しないと緊張するタイプなので時間はかかってしまうのだが、こうやって喋る機会は定期的に作りたい。内容や画像、発表練習などの時間を考えるとまったく合理的じゃないが、コスパとは別軸の満足がある。
参加者の方からの質問で「AIをどうキャッチアップしてるか」というテーマをもらった。あまり考えたことはなかったが、自然と「手を動かして学ぶこと。そしてできれば目の前にある課題を解決する手段として活用する」という回答が出て、喋りながら自分でこれだなと思った。AIの流れすべてを追おうとすると浅い知識になってしまう。そうではなく特定の領域に絞り、手を動かして触りながら深掘りする。特定の領域とは何かというと、自分や同僚が仕事で困ってることの解決。現実にある問題をAIを使って解決しようとするときに一番良い粒度の理解ができると思っている。
6月から会社員を辞めてフリーランスになった。社外で発表することは自身のプレゼンスを高め、仕事を獲得するのに有効だという話も聞く。でも自分にとって発表はそういう手段ではなく、それそのものが脳汁を出す目的になっている。学んだことは放っておくと流れていく。スライドの形に書き留め、それをもとに他の人に発表してはじめて知識が定着する気がする。今のAIのような過渡期には現場の体験談が重宝される。自分も興味ある分野でいろいろ試し、気づいたことは機会をみつけて共有していきたい。