リリース直前の考え方

2025/06/10

最近作っていたサービスが世に出せる状態になりつつあり、最近はリリース前の最後の詰めをやっている。詰めというのは例えばドキュメントを整えたり、サービス紹介のホームページを作ったり、全体を見直して細かい不具合を潰したりなどがある。最後の磨き込みはとても重要で、ここをサボらずできるかで心象がまるで違うと思う。そのサービスを初めて使うユーザーになりきって機能を体験していく。躓いたり面倒でテンションが下がったりするポイントを書き出して改善していく。最近はホテルのようなサービス体験をWebで提供したいと思っている。エントランスにワクワク感があり、中に入ると世界観があって、落ち着いて過ごせて困ったときには親切に助けてくれる、そんな空間を目指したい。

リリース前の罠としては、やりたいことが湧き上がってきていつまで経ってもリリースに近づけないというのがある。何かの機能が不十分に感じたり、デザインを刷新し始めたり、競合サービスを調べたりし始めるとキリがない。リリース直前に出たアイデアはすぐに着手せずリストアップする。すべて出し切ったと終わったタイミングで上から項目を見ていき、リリース前に必須かどうかを判断する。必須なものはやれば良い。必須ではないものはリリース後にやれば良い。リリースはサービス提供の始まりであってゴールではない。ザッカーバーグでおなじみの「Done is better than perfect(完璧を目指すよりまず終わらせろ)」のフレーズを胸の中で唱える。Webサービス開発に完璧はない。あるのはここまでで出そうという自分の中の区切りだけだ。