「未来から逆算する生き方」を読んだ

2025/11/01

未来から逆算する生き方」を読んだ。

様々な実験により、「未来の自分」は現在の自分からすると他人のように感じていることが分かっている。例えばダイエット中でもおやつを食べてしまう。これはお腹が出てるのが自分ではなく「未来の自分」だから。

また、未来に想いを馳せるとき、今の自分の延長線として考えることしかできない。情動的なときに考えると未来も情動的だと思う。情動的でない時に未来を考えるとこの先も同じ状態がずっと続くと思う。実際は感情が起伏するので予測とは異なる。

私たちは未来の長さを正確に測ることもできない。感じ方をテストしたところ、1年は3ヵ月の約1.2倍の長さと認識していたという。さらに3年後というのは、1年後とほぼ同じ長さだと感じていた。つまり今から離れるほど時間は圧縮される。10年後の自分を考えてみたり、仕事で5年先の業績予測を考えたりするが、それは本当はとても難しいことである。

他人に親切にするように未来の自分も慮れるとよい。自分でいうと健康診断を毎年ちゃんと受けること(胃カメラが嫌です)、歯医者に定期的に通うことかな。仕事やプライベートが忙しいとか色々都合をつけたりはするけど、実際はいまの負債を未来に先送りしてるに過ぎない。未来のために今を犠牲にする必要もないけど、やるべきことを先延ばしにするのは未来の自分に失礼でもある。