プレミアムフライデー
2025/08/05
日本人は働きすぎ、ヨーロッパではバカンスを取るのは当たり前などの話を聞くといつも思い出すことがある。
プレミアムフライデーは働き方改革の一環として政府が一時期プッシュしていたもので、月末最後の金曜日は早く仕事をあがって遊びましょう、みたいな内容だったと記憶している。世間の反応は様々だったが自分の働いていた会社はかなり積極的で、プレミアムフライデーの日は15時には退勤することになっていた。10時から仕事、昼食を挟んで15時退勤なのでその日はほとんど働かない。退勤したあとは飲みに行ったり、ダーツ(当時ハマっていた)を練習しに行ったりしていた。
金曜日はチームの振り返りミーティングがある日だったので、会社のフリースペースでケーキを食べながら振り返りをしたこともある。振り返りはどんな意見でもたくさん意見が出る方が良い。仕事とプライベートの境目のようなゆるい雰囲気は意見出しには適した空気感だった。
少しずつプレミアムフライデーの習慣は薄れていき、仕事も忙しくなり自然消滅のような形で早い時間の退勤は消え去った。でもこの時期に一緒に働いたメンバーとは今も仲が良く、それはこういう時間の余白のようなものが影響している気がする。リモートワークにはサボってしまう問題、働きすぎてしまう問題の両方がある。目の前に一生懸命になる時間は必要として、それはそう長くは続かない。雑談するとか仕事に関係のないものを作るとか、たまに力を抜いて遊びを楽しむことも忘れずにいたい。