気心知れたチームで良いものを作りたい

2025/07/17

昨日サービスをリリースしたので今日は初速を確認。Webサイトの訪問者数を見たり、そこからアカウント登録してくれた人の数を見たり。サービスの具体的な利用状況はデータベースから情報を取得する必要があり、それにはSQL言語というものを書かなければいけない。SQLはエンジニア以外の職種では普通馴染みがない。データ分析に興味がある人はSQLの書き方をよく勉強していたが、今日見てみたら日本語を打つとそれに対応したSQLが生成されるAI機能が追加されていた。試してみたら結構複雑なものでも書いてくれる。仕事を奪うというほど大層じゃないが、こうして少しずつ仕事や時間の使い方は置き換わっていく。

AI時代は1人が10人分の働きをできるようになると言われている。AIは作業能力が高いので、そこに上手く指示できれば確かに可能かもしれない。サービス開発ではこれを目指していきたいと思っていて、サポートやマーケティング、セールスをAIが代わりにやってくれるような仕組みを作りたい。例えばサービスの利用状況を見て興味を持ってくれそうなユーザーに機能紹介メールを送る。料金表を何度も見ているユーザーに商談ミーティングのお誘いメールを送る(ミーティングには人間が出る)。今までチームじゃないと難しかった細かな仕事ができるようになれば、サービス提供者も利用者もハッピーになれるかもしれない。

1人でできる幅は広がるが、深さを出すには対話が必要になる。次にどういう機能を作るか?どういう人に刺さるメッセージングにするか?こういう問いにAIは答えてくれない。なので現実的には2-3人の少数チームが良いと思っている。お互いに気心が知れていて会話が早く、試行錯誤を繰り返せるチーム。人数が多くなってくると調整が生まれて身軽さが失われてしまうので、コンパクトな体制を保つのがいい。アフリカのことわざに「早く行きたければ1人で行け。遠くに行きたければみんなで行け」というのがある。遠くに早く行くのには少人数のチームが適している。