「THE LAST PIECE」が面白い
オーディション番組「THE LAST PIECE」を観ている。BMSG主催の10代男性アイドルグループを作るためのオーディション企画で毎週金曜20時にYouTubeで配信。No No Girlsに続いてこちらも面白い。個性のある候補生、素晴らしい楽曲、SKY-HIのコーチングやフィードバック。最近の金曜日の楽しみになっている。
No No Girlsと共通してる部分としてはポジティブなフィードバック。SKY-HIもちゃんみなもまず良いところを褒めちぎり、さらにこうすると良いという形でアドバイスする。見本として自分が歌ったりラップしたりすることもあるが、そのクオリティがとにかく高い。スキルもあって教え方もうまい。さらに自分の頑張りも細かく見てくれるとあっては信頼が生まれないわけがない。
オーディションなので審査ごとに離脱者が出るが、その離脱したメンバーにかける声も優しい。本人がダメなのではなく「今じゃない」「このグループじゃない」「別の形で会えるのを楽しみにしている」と、時期やコンセプトとの不一致が理由だったと述べる。歌やパフォーマンスの良かった点も伝える。パフォーマンス中に誰よりも声をあげて楽しんでいるSKY-HIなのでその言葉には真実味が宿る。落ちた人たちがガッカリしすぎず、オーディションのおかげで良い表現ができたことの感謝を伝えて去る場面は印象深い。
逆にNo No Girlsと違う点としては男性グループなこと。ここは思ったより気にならない。高校生にしてすでに包容力が高いメンバーがいたりして自分を恥ずかしく思ったりはする。それから「トレーニー」というBMSGの訓練生が多く参加している点も異なるところ。トレーニーは普段から歌やダンスのレッスンを受けていて、実際オーディションでのパフォーマンスでもかなり高いスキルを披露している。しかもスキルだけじゃなく一般応募のメンバーに声をかけてリラックスできる雰囲気を作ったり、メンバー同士でアドバイスをしたりと器の大きさもよく見える。残ってるメンバーを見るとトレーニーが割合的には多いが、実力や個性で選ばれてるように思うので変に斜に構えず応援できる。歌もダンスもラップもできて本当にすごい。
今は4次審査が終わったところで残り14名。おそらく7名程度のグループでデビューすると考えると半分は落ちることになり信じられない。今のところ推しはKANON、RYOTO、RAIKIを応援。ひとつのことに真剣に向き合う時間は美しい。良いものを見させてもらってます。