社外の勉強会に参加していた頃
社会人2,3年目の頃によく社外の勉強会に参加していて、その頃に知り合ったエンジニアの方々にはよく影響を受けている。勉強会自体は最近もたまに参加するが、15年も社会人経験を積んでいるとなんというか自分なりの軸みたいなものができてしまっていて、他の方のいうことを100%吸収することができない感覚がある。右も左もわからない素直な状態で過ごした初期の頃の経験は貴重だったように思う。
その頃知り合った方の一人は大手の料理系Webサービスの開発をされていたが、久しぶりに会ったときに今の仕事を週3にセーブして、他の時間で講師や他の会社の手伝いなどを好きにやっていくのだ、という話を聞いた。当時は週5で働くのが当たり前と思っていたのでそんな働き方があるのかと興奮し、いろいろ質問させてもらったのを覚えている。あれから10年経ち、自分も同じように週3だけ会社で働くフリーランスとなった。こういう会話があったことは最近まで忘れていたが、なんとなく深いところにインストールされているものがあったように思う。
勉強会の参加や運営はあるタイミングでパッタリと行かなくなった。iOSアプリ開発のジャンルが成熟してきて新しいネタが減ってきたことや、アプリ開発以外の分野に興味が移っていったというのが理由のひとつ。あとはそういったコミュニティで次々と人脈を築く人を見て、人見知りな自分ではこうはなれないなと感じたのもある。人と話すのは好きだが、大人数の中で自分を主張できないのは今も変わらない自分の性質のひとつだと思っている。
コロナ禍を経てオンライン開催の勉強会が増え、地方住みの自分でも参加しやすくなった。去年はいくつか発表もしたが、やはり現地で感じる熱気がなくてどこか物足りない。オンラインだと基本カメラオフなので反応が見えづらく、自分のネタのどこが盛り上がったのか分かりづらい。終わった後の交流会的な場もないので深く話すこともなく、一方的に話すのならZennやブログで技術記事を書く方がよいかなと思ってきている。
人と話すのは好きだし、対話があってこそ深まる部分も多いと思うので何かしらのコミュニティには所属したい気持ちがある。そしてそれは理論や分析ばかりの場所ではなく、自ら手を動かして汗をかき、失敗や成功の実体験を話せる環境であれば言うことはない。