ChatGPTに国会の仕事を教えてもらった
最近はCursorやClaude Codeなどプログラミング特化のAIサービスを使うことが増え、ChatGPTとは疎遠気味になっていたが久しぶりにガッツリ使った。話したテーマは「国会の仕事」で、国会ではどう意思決定され、法律はどのようにできるのか、通常国会と臨時国会の違いは何かなどを網羅的に教えてもらった。
参院選で与党が過半数割れし、法案を進めるには野党の協力が必要な状況になった。例えば国民民主党はガソリンの暫定税率を年内に廃止したいと言っているが、この年内というのはどういう基準なのか?そういう基本的な知識が足りてないと感じていて、ふとChatGPTに色々質問をぶつけたらかなり良かった。
「この芸能人は誰?」など、質問が明確であればインターネットは即座に答えを出せる。一方で自分の知らない分野を学ぶときはネットよりも書籍が良い。体系的にまとめまっていて、最初から最後まで通して読むとひととおりの下地が作られる。以前政治に興味を持った時、その時は図書館に行って本で学ぼうとした。しかし政治コーナーの本は多岐に渡り、初心者の自分がどれを読んだら良いか判断がつかない。入門っぽいものを2-3冊選んだが複雑すぎてついていけず、結局その日は目当ての知識を掘り当てられず帰宅することとなった。
その時から6年が経ち、今の時代にはAIがある。自分の気になることを列挙し、「個別の質問もそうだけど国会の全体像を知りたい。体系的にまとめて教えてほしい」とチャットするだけで専門家がわかりやすい言葉で教えてくれる。その専門知識はインターネットや書籍からつくられたものなので、実際は図書館の本を自分の気になるトピックでナナメ読みするのに近しい。こういう体験はいままでなかった。
AIが相手だと気を遣わなくて良いという意見もある。正直あまりピンと来てなかったが、今回ChatGPTと何往復かしてみてその感覚が分かった。「この単語ってどういう意味ですか?」と初心者すぎる質問をしたり、相手が答えてる最中に自分の意図と違うなと思ったら「そうじゃなくて」と気軽に遮れる。人間同士のやり取りだとどうしてもマナーや見栄など感情が入り込んでくる。AIはすぐ忘れるのでどれだけアホでもいい。むしろアホを見せた方が自分のレベルに合わせた言葉選びをしてくれてフィットする。自分にとって未開拓の分野を学ぶことは、今の時代とても簡単になってるのかもしれない。