転職経験があると次も会社を変えやすくなる
最近複数の元同僚が続けて転職している。1-2年などの短いスパンで転職を続ける人をジョブホッパーというが、そういう感じでもない。一度転職を経験すると転職への「ハードル」が低くなる。2回目以降の転職は選択肢として常にそこにある。
私は新卒で入った会社で10年以上働いていた。転職するときには一抹の不安がある。別の会社で上手くやっていけるのか?いまよりホワイトな会社ってないよな…。人間関係は大丈夫なのか?など。でも実際転職してみると意外と大丈夫だ。今どきそこまで悪い会社も少ないし、面接などで大きな違和感がなければ事故は少ない。そして転職により新しいポジション、年収、仕事の内容などを得て自身の成長を感じる。そうなると次に行き詰まった時、2回目の転職をするというのは普通に選ばれる選択肢になる。
一緒に仕事をしてきた同僚がいろんな会社で活躍しているというのもある。候補者も採用担当もミスマッチするリスクは極力減らしたい。そうなると広告よりも社員による紹介を重視する。候補者としては自分の知っている人が働いていると近く感じるし、その人と話すと会社の内情を正確に把握できる。30代になると転職した知り合いも多い(特にWeb業界では)。大学生の頃インターンしていた会社の社長が「友人の会社の動向は常にチェックしておけ」と言っていたが、その意味が分かってきた。知り合いが働いていると興味を持ちやすいし、自分のキャリアが詰まったときのエスケープになる。
今は転職ではなくフリーランスの道を選んだが、会社員に戻る可能性は全然ある。その時は知り合いのいる会社で働きたいと思っている。どれだけ業績が明るくても、一人も知り合いがいない会社は少し怖い。そして自分のキャリア的な下心とは関係なく、久しぶりの飲み会で各々が活躍している様子を聞くのは面白い。