NotebookLMが面白い

2025/05/09

NotebookLM」はGoogleが提供するAIサービス。WebサイトやYouTube、PDFなどを読み込ませるとその要約を作ったり、内容に対してチャットで質問したりすることができる。面白いのが与えた内容からPodcastを作る機能で、二人のパーソナリティが会話する形で記事や動画の内容を紹介してくれる。例えば興味のあるテーマがあるとして、それに関連するWebサイトを10個くらい与えてPodcastを作ってもらう。散歩や家事をしながらキャッチアップできるし、パーソナリティの掛け合いがかなり自然で普通に作業用BGMとしても楽しい。最近のアップデートでこのPodcast作成機能が日本語に対応した。無料プランではPodcastは1日3つまで作れるが、毎日上限まで作って聴く生活を送っている。

Podcastでの情報収集には以前より興味があり、自分でも技術トレンドを耳で聴く「zenncast」というサービスを作ってみたりした。自分は聞き心地を求めてBGMの重要性に行き着いたが、NotebookLMはBGMはなくても聴きやすいと感じる。その理由はパーソナリティの掛け合いのリズムで、抑揚のある声で相槌を打ったり質問したりするので自然と耳が引かれていく。よく考えると自分が好きな芸人のラジオではBGMなどなくても2時間聴き続けることができる。日本語のAI発話が自然になってきてるというのも大きい。AIの特徴のひとつに究極のパーソナライズというのがあるが、自分が興味のあるテーマのPodcastを10分x4つくらい毎朝作って置いてもらえると聴くと思う。このテーマは「経済」などの広いカテゴリではなく、「あなたの街の人気のランチのお店5選」とか「夏休みに海外に行こうとしてるあなたへ - 海を楽しめる5ヵ国それぞれの特徴」のような自分の今の興味にピンポイントに刺してくる。調べようと思っていることを先回りして用意してくれる、そんな時代になっていく。

イノベーションが難しいのは「技術としては非連続な進化、だけど人間の気持ちは連続的」という点にある。非連続であれば良いだけなら突飛なアイデアは思いつく。問題はそれを人々が受け入れられるかどうかにある。ウォークマンはイノベーションのひとつとされるが、これは「音楽の聴き方」が変わったが「音楽を聴く楽しみ」自体はそのまま保たれている。つまり連続した場所で従来とまるで違う発明が必要で、これがイノベーションの難しいポイント。NotebookLMは「情報をさがす」ことはそのままに、「情報の探し方」をアップデートしている。自分が元々やる予定だった仕事を何ステップも省略してくれるなら、それを使わない理由はないだろう。


iPadを買った

2025/05/09

iPad Pro 11インチ(第3世代)」を買った。中古品で7万円くらい。ないとすごく困るわけではないが大画面で動画を見たい時があるのと、iPhoneからエンタメ系アプリ(漫画や将棋)を取り除きたい意図があり購入。元々Apple Pencilの第2世代を持っていて、それが使えるiPadを探してこのモデルにした。

購入前にiPadのラインナップを調べたが複雑すぎる。ProやAirに無印とモデルがあり、さらに画面サイズやM1やM3などチップの種類がある。Apple PencilにもProや世代などのバリエーションがあり、一部のiPadにしか対応してなかったりするのでそれも検討が必要。かつてAppleが低迷したときにジョブズが戻ってきてMacのラインナップをシンプルにしたという話があるが、それがまた必要な気がしてならない。ガジェット通じゃない人間が選ぶには選択肢が多すぎる。

購入したiPadに合うケースも購入。Apple Pencilを入れるスペースがあるものがお気に入りでいつもこのタイプを買っている。最近のApple PencilはiPadの側面にマグネットでつけて充電できるが、これはリュックの中に入れてるときにPencilが外れていたりして体験が悪い。Pencilを入れる用のスペースがあり、カバーを折り返すとスタンド代わりにもなるものはとても使いやすい。2,000円ほどの買い物だがiPadの使い心地をかなりあげてくれてると思う。豪華な食事や旅行ではなく、日常の些細な悩み事を解決するのが良いお金の使い方。頻度高く訪れるモヤモヤを解決できる価値は高いことは覚えておきたい。


だらだら過ごす時間を肯定する

2025/05/07

生産性やタイパという言葉が流行する世の中に影響され、何もせずダラダラ過ごす時間を楽しみづらくなっている。ベッドで二度寝する、ソファでゴロゴロしながら映画を見る、スマホで漫画を読むなどをしていると時間の使い方が合ってるのか気になって全力で楽しめない。「朝早起きして一日を有効に使おう」という本を読むたびに朝起きれない自分を責めてしまう。自分を律するために自分ルールを定めてみるのは良いが、それを破った時に過度に自分をいじめてしまうのも辛くなる。自分の目指す方向は定めつつ、たまにサボる自分も認めてあげたい。

「これではダメだ」と思っているとその時間を楽しめない。例えば二度寝するとき、どうせ二度寝するなら窓を開けて光を入れながら寝たら心地いい。漫画を電子で読むのもiPadの大きなスクリーンで読んだらもっと面白い。「こんなことしていてはダメだ」という気持ちが全力で楽しむ自分にブレーキをかけ、その結果薄く長くその行動をしてしまう。漫画が読みたいなら読んだらいい。ただし飲み物を準備してiPadの大きな画面で本当に楽しんで読む。昼寝しすぎてしまったら夜起きて活動すれば良い。同じ時間に寝ないとリズムが崩れて睡眠学的には良くないようだが、これまで不規則に過ごした日も何度もあったのだから気にしすぎない。やってみてやはり翌日のパフォーマンスが上がらないと自分で実感するなら修正すれば良い。習慣は敵ではなく自分の味方につけておく。


木こりのジレンマ

2025/05/06

ある木こりが刃こぼれした斧で木を切っている。通りがかった旅人が「刃を研ぐともっと早く木が切れるよ」とアドバイスすると、木こりは「木を切るのに忙しくて、そんな暇はない」と答える。木こりのジレンマと呼ばれる寓話で、目の前の作業に集中するあまり全体の効率を下げてしまう現象を表している。「全体を見て業務改善の時間を確保しましょう」というのが教えだが、現実ではもう少し問題は難しい。刃を研いでも木を切る速度があがらなかったり、刃を研ぐつもりが実はそれは柄を装飾する行為だったりと落とし穴がいくつもある。

生成AIが注目されていて、自分の仕事にどうAIを組み込むかを誰もが考える。毎日「マーケターの仕事は終わった」「これからはAIに作ってもらう時代」という言説が飛び交い、なんだかそれっぽいデータや動画が添えられていたりする。AIが今後本流になることに疑いの余地はない。では目の前の仕事に導入していこう・・となると途端に何をやればよいか分からなくなる。それっぽいツールはあるが、学習して現場で使えるレベルまで習得するにはコストがかかる。そのコストに見合う対価が得られるかはやってみるまでは見えにくい。目の前の仕事を棚に上げてそこに投資して良いのか?この判断にはバランスが求められる。

AIはトレンドのキャッチアップだけでもエネルギーを消費する。エンジニア目線での自分の考えとしてはChatGPTを汎用壁打ち相手に使い、CursorのAIエージェントで実装を丸投げするような体験を理解できてれば今のところはOKだと思っている。勉強のために色んなツールを触ったり自作してみたりするのは良いこと。しかし現場で役に立てるものをというと今時点ではそこまで多くはないと思っている。ChatGPTの代わりにGeminiやClaudeを、Cursorの代わりにClineやWindsurfを使っても勿論良い。このあたりはすぐに差が埋まっていくので好みで選んで大丈夫。やることが山積みなのにツールの比較に時間を費やしすぎないこと。やるべきタスクを効率的に捌く手段としてAIを活用する。繰り返しになるが、勉強やAIの理解のために各種サービスを比較するのは勿論良いこと。

エンジニア以外はどうか?たとえばプロダクトマネージャーが新機能の仕様を考える際、どういう機能を作るべきかは代わらず人間が考えることになる。AIに任せるのは過去のインタビューの整理、競合調査、技術的な実現可能性、利用データとの照合、会社の方針と合っているかの確認などのタスクが考えられる。これらをAIに効率的にまとめさせ、人間のインプットとする。それを受けて仕様をざっと書き出し、またAIに依頼して整形してもらう。今思いつくのだとこんな感じになるだろうか。エンジニアの仕事と比べて分解したタスクの一つずつを渡しているような感覚になる。ここで注意したいのがこれまでのやり方が今後も本当に最適解なのか?という視点。人間がやるのとAIがやるのではルールが違う。仕様書を丁寧に作らなくてもAIアシスタントを介せばエンジニアに伝わるかもしれないし、開発速度が上がって機能の優先順位を考えずとも並行で5-6個の機能をリリースできるかもしれない。人間のやり方にAIを合わせるのではなく、AIに適したフローにどこかで作り替えるのも選択肢としてはある。

こうやって考えているとまた手を着けづらくなってきた。自分のポリシーとしては理論より実践、絵空事より目の前の仕事を着実にこなす方が偉いと思っている。目の前の仕事のネックになっているのはどこかを考える。それが仕事量ならAIを使って効率化するし、ユーザーが獲得できてないことなら新機能をバンバン作って魅力を上げる。AI時代でも依然大事なのは課題発見と仮設思考。アプローチの方向が見えた上でAIを学ぶ分にはそこまで時間はかからない。本当に困っていることなら学ぶモチベーションも高く保ちやすい。まずは緊急度の高い課題でAI導入をフットワーク軽く試し、小さく手応えを感じるところから始めるのはどうだろう。


お気に入りのPodcast番組が改編されていた

2025/05/05

よく聞いていた雑談Podcast番組「TRY-CATCH FM」が改編され、更新頻度が週4回から月1回に変更になっていた。そのお知らせが出てからもう2ヵ月経った今気づいたので熱心なリスナーとは言えないが、たまに思い出してはダーッと聴いていたので更新が減るのは残念。理由としてはPodcast以外に力を入れたくなったということで、Podcast番組のリスナーも伸び止まりして番組を大きくしていく感じではなくなったらしい。継続することと外からの評価されることはイコールではなく、評判を求めて続けることの難しさを感じる。

自分も友人とPodcast番組をやっているが、それは完全に趣味で話すこと自体が目的になっている。番組のリスナーを増やそうとか、収益化しようとかは露ほどにも思っておらず、たまに番組にお便りが寄せられる現状で大変満足している。更新ペースも適当で、話したい内容が多い時は週2の時もあるし、1ヵ月以上空くときもある。「毎週月曜更新!」などと分かりやすく印をつけた方が人は集まりやすいが、自分との約束が増えて荷物が増えてしまうし、もし月曜に更新できなかったときに申し訳ない気持ちになる。複数回更新に穴があくと番組を続けていく意味があるのかな?などと真面目に考えてしまうだろう。ただ友人と話したいことがあるから集まって話している。ゴールのない趣味は継続しやすい。

一方でそれをビジネスとしたいなら、ある程度強制力を持ってやる必要がある。YouTubeなら更新頻度を高める必要があるだろうし、ライターを目指して毎週文章を書くならそのテーマや質にはこだわる必要がある。公開した際は全力で告知することも大事。ファンがつくかは運の要素もあるが運以外の要素を最大化するように努力する。短期的に結果が出ることは少ないのでそれを継続する。そういう努力の先に自分の目指すゴールがある。

結果が出ないまま努力するのは難しいこと。そういう場合は「この活動を1年続けてみて結果が出なければ辞める」など期間を決めて取り組むのは始めやすい。仮でもゴール地点が見えていれば頑張りやすいし、筋の悪い道に延々と時間をかけてしまうリスクの防波堤にもなる。この日記は書きたいから書いてるだけだが毎日更新は1年間やったら終わりにしようと思っている(今年の8月まで)。フリーランスになってAIサービス開発をいろいろ試すのは2年でやり切ろうと思っている。学生時代と違って社会人生活は3年や4年ごとに勝手に小中高と環境が変化したりしない。自分で区切りを作り、テーマを設けて取り組んでいく。