ある日突然昇進の打診を受けたら
以前の職場でリーダー的なポジションをやってほしいと打診されたことがある。正式に決まる前の相談のような感じ。当時は右も左も分からず引き受けてしまったが、本当ならいくつかの点を事前に確認する必要があったように思う。
まずは待遇について。給与はどうなるのか、働き方はどう変わるのか。自分の中でお金の優先順位が低い場合にも職位に対して対価を払う意思のある組織かどうかは確認できる。
お金ではなく経験を重視する考え方もある。その場合はそのポジションに着くことで何ができるのか、どういう権限が与えられているのかを擦り合わせる。技術スキルを高めたい時期に組織のマネジメントに手を出すと望んだものは手に入らない。最近の組織は立場によって偉くなるなんてことはなく役割が変わる。その役割でできる仕事が自分がチャレンジしてみたいことなのか、買ってでもしたい苦労なのか。変化は少なからず自分のエネルギーを消耗させる。それに見合う価値のあるトライなのかは一度立ち止まって考えても良い。
迷いがあるなら先輩たちの話を聞くのも有効。すでにそのポジションをやっている先人と話し、得られたこと辛かったことを聞く。その体験が自分の興味とマッチするなら前向きな材料になる。
こうして振り返ると冷静に考えれるが、20代の勢い任せだった頃に同じ判断ができるかは分からない。いろいろ手を出してみたからこそ自分の好きなものが分かるという考えもある。ただ少しでも迷いがあるなら立ち止まって考える時間を持つことは、今では自分の中でポリシーのひとつになっている。
Skypeがサービス終了した
2025年5月をもってSkypeがサービス提供を終了した。Skypeは大学時代に大変お世話になり、研究室の友達と連絡を取るのによく使っていた。海外に留学していた友達とビデオ通話したこともある。国際電話が高いというイメージがあった時代に無料で好きなだけ話せ、良い時間を過ごせた。社会人になってからはオンライン英会話で使っていたが、英会話サービスが少しずつ自社サービス内でのビデオ通話に対応していき、最近はほとんど開くこともなくなっていた。
一世を風靡したサービスが時代の変化で陳腐化し、下降していく流れはWeb界隈では珍しくない。ニコニコ動画、YouTube、Tiktokを使う年齢層は分かれている。サービスが支持され急成長するためにはそのサービスのコアなるものが必要だが、このコアへの重視が自身を変えることの抵抗になってしまう。InstagramがSnapchatを真似してストーリーを作ったように、YouTubeがShortに対応したように、自分の道から外れたことも柔軟に吸収することが長生きには必要だ。
良い体験を提供する分には後発のサービスの方が有利だ。道を切り開いたサービスはその過程で試行錯誤があり、ごく一部の人しか使っていない人気のない機能も多く抱えている。後発は先人が切り開いた道をみて学ぶ。よく使われている本線の機能だけをピックアップし、それを磨いて最高の体験にして提供できる。Skypeが各サービスに与えた影響もとても大きいと思う。こうしてWeb全体の新陳代謝が進み、より良いインターネットが作られていく。
負の感情があってもよい
ルサンチマンという言葉がある。弱者が強者に対して強い嫉妬、劣等感、怨恨などを抱いた心理状態のこと。「前向きに生きよう」「人と比べるのはやめよう」などのメッセージを受け取っているとルサンチマン自体がよくないことに思えるが、人間をやっていれば負の感情を抱くタイミングがあるのは避けられない。感情が湧き上がるのを止めることはできない。人ができるのはその感情をどの向きのエネルギーにするかの部分だけである。
自分は負けず嫌いなところがあり、勝負事などで負けると大変悔しい。そこでイライラを相手にぶつけると喧嘩になるが、「次は絶対勝ってやる」と悔しい気持ちをバネにできれば練習が加速する。社会人になりたての頃、同期や友人など親しい間柄の人にはみなパートナーがいた。羨ましく思うこともあったが、「すべての時間を勉強に注いでエンジニアとして成長してやる」という前向きの力として働いた。満たされた状態はもちろん幸せだが、何かが不足していると感じる時もまた成長の追い風となる。
どんな状況でも前向きのエネルギーにできるかは正直わからない。今のところ家族や親しい友人は健康でいつでも会える。今後大きく状況が変わったときにどこまで感情の発露をコントロールできるか分からないが、少なくとも「どんな状況でも前向きなエネルギーに変換できる」と信じている方が救いはある。疲れ果てたときは休めばいい。無理せず全力で休んで、ちょっとだけ回復したときに「さぁこの経験から何を学べるか」と小さく思えればよい。
家事を省エネ化する
掃除、料理、買い物など家の用事をしていると一日があっという間に終わる。個人開発の時間を思ったように取れておらず、これではイカンということで時間の見直しを行なった。
全部を楽にするのは難しい。インパクトが大きいものからということで、頻度が高い「料理」と「皿洗い」を省エネ化する。料理はホットクックを使い時短する。食材を切って入れる必要はあるが、その後炒めたり調味料を入れたりする工程をスキップできるのでありがたい。皿洗いは自動食洗機を使う。今の家には備え付けられているけどなぜか最近使っていなかったので再稼働。できるだけ食洗機に対応した食器を使い、手動での洗い物を最低限にする。これまでは昼と夜の2回献立を考えて作っていた。調理だけでなく何を作るか考える部分も時間がかかる。夜に多めに作っておき、翌日昼はその残り物を食べる運用にする。
料理するエネルギーがない時のために冷凍食品などすぐ作れるものを常備しておく。Oisixなどの宅配食材もアリだが少し値段が高いのと、冷蔵庫や冷凍庫を圧迫するのでいったんやめておく。冷凍弁当のナッシュを以前注文していたが飽きて2ヵ月ほどでやめてしまった。料理のバリエーションは多いが味付けのベースが近いので飽きてしまう。調理前後の時間を節約できるメリットはあったのでどこかでうまく活用したい。
増える家事にそのまま対応して忙しくなってしまっていた。ルーティンワークは自動化して楽をするのがエンジニアの発想。ロボット掃除機や食洗機など、使える文明の利器はフルに活用して余白を作りたい。
Smart Band 9を買った
「Xiaomi Smart Band 9」を買った。スマートウォッチのひとつだがApple Watchに比べると画面が小さく、値段も5,500円と良心的。歩数計、心拍、ワークアウトの記録など必要な機能は揃っている。Smart Band 6のタイミングでデビューしてから気に入って着けており、古くなってきたので新しく出ていたものに買い替えた。
散歩の歩数計測、水泳のワークアウト記録なども便利だが、地味に一番使うのがアラーム機能。Smart Bandでは指定した時間に振動で起こしてくれる。体を揺らされると人は起きる。目覚ましのやかましい音で起きるよりも気持ちよく起きれるし、最近はiPhoneを寝室に持ち込まない生活をしているのでその点でも便利。あとは瞑想する時に3分タイマーとして使ったり、ちょっとした場面で役に立つ。Apple Watchを着けていた頃は傷がつかないように、失くさないようにと気を付けていたがこれは安価なので適当に扱える。買い替え前のモデルよりも液晶がコンパクトになったのも嬉しい。見るのは時計くらいだし、小さくてシンプルなほど良い。
Smart Bandはかなり売れているらしい。以前飲み会に参加したとき、そのテーブルにいる6人中4人がこのウォッチを着けていた。話を聞いてみるとサウナにも持ち込めるらしく、サウナ好きはよく持っているとのこと。自分はサウナは行かないがプールやお風呂もずっと着けっぱなしで過ごしている。それでも本体は傷もなくずっと動いているのでかなり丈夫だと思う(ゴムのベルト部分はそこそこ切れる)。
ひとつだけ不満があるとすれば文字盤のスタイルに満足いくものが無い。ユーザーが作成して登録できるようだが、ゴツゴツしたガジェット感溢れるものが主流でシンプルなものがほとんどない。アナログ時計に今日の日付、歩数が出ていればそれで良いのだが・・。睡眠スコアも一応出してくれる。連携アプリも使いやすいし、この値段にしてはかなり良い製品だと思う。体調や睡眠の計測、ワークアウトを記録したいけどApple Watchは高すぎるという方にはおすすめです。