インプットとアウトプットの狭間は意外と大きい

2025/06/18

AIエージェントであるClaude Codeの使い方について書いたnoteが思ったより読まれて驚いている。新しい技術ではあるが、他にもたくさんの良い記事がすでにあるし、Claude Codeを日常使いしてる人も一定数いる。自分なりの切り口はあったがそれにしても読まれている。そこで思ったのがインプットとアウトプットの狭間が意外と大きいのかもしれない、ということ。

インプットして自分の仕事に活かすのをやってる人はたくさんいる。それは自分の仕事にダイレクトに効くし、SNSやAIの発達で良質な情報にアクセスもしやすくなっている。一方でアウトプットは絶対に必要なことではない。ブログやプレゼン発表をする義務はないし、知識を体系的にまとめたり分かりやすいように画像を用意したりするのは骨が折れる作業だ。書いた内容が間違えていて批判されるリスクもある。発信にはある程度のハードルがあり、基本的に面倒くさいことなので越えられる人が少ないのかもしれない。

プロダクトマネージャーという役割で働いていた2ヵ月前まで、日々の仕事で学んだことを「PdM日記」というタイトルで定期的にnoteに書いていた。これは自分的には熱を込めて書いていたものだったが、そのどれよりもClaude Codeの記事がすでに読まれている。母数でいうと「プロダクトマネージャー」よりも「プロダクト開発」の方が何倍も大きい。市場の大きなところほどメインストリームになり得る。当たり前だが、自分の熱量とそれは比例しないことは覚えておきたい(熱を込めて書くのはそれ自体が楽しいのでボリュームが小さくても問題ないが)。