「つまり”生きづらい”ってなんなのさ?」を読んだ

2025/09/23

昨日から体が熱い。熱を測ったら微熱だったけど手のひらや足裏が熱い気がする。調べてみるとストレスや自律神経の影響が考えられるとあり、この2つは大体どんな症状を調べても出てくるな。涼しくなってきたので今日はどこか出かけようと思っていたが断念して自宅で過ごす。夕方の明るい時間からぬるめのお風呂に入る予定。

つまり”生きづらい”ってなんなのさ?」を読んだ。「生きづらさ」をテーマに著者の桜林さんが5人の専門家の方と対談したものを記録した本。友人のPodcastでタイトルが出てきて気になって購入したが面白かった。

ひとことに生きづらいといっても色んな生きづらさがある。学校や会社に馴染めなくて生きづらい人もいれば、そこに合わせるのが上手すぎて自分を歪めてしまい生きづらい人もいる。なので「生きづらい」人たちで集まっても事情がみんな違うので解決に繋がることは少ない。自分は何を辛く思ってるのだろうか?

特に印象深かった一節を紹介。

お金がない、時間がない、理想の体型ではない。単体で考えているうちは解決法がたくさんあるのだけれど、組み合わせて複雑にしてしまっているところから”生きづらさ”が始まっている感じがします。他の正社員の人はボーナスがあるのに非正規雇用の自分にはないとか、あのアイドルのような体形ではないとか。「他人との比較から生まれる自分の欠乏感」と「リアルな困りごと」は分けられるはずなのに、ごっちゃにしている問題がある。

「お金がない」なら解決策がある。「時間がない」にも。でも「あの人に比べて...」と言い出すと問題は急に複雑になってしまう。現代はSNSで他の人の言動がどうしても目についてしまう。その人と比べて自分はどうとか考えると詰んでいく。純粋に自分がどうしたいか、自分の優先順位に従って行動できたらよい。

あとは本題とはちょっとズレるが「クズキャラ」について。「これは間違ってますか?」「こういう考え方は正しいでしょうか?」と今はみんなが尋ね合う。正解しないとヤバイという感覚があり、その反動でクズキャラが生まれているのではないかという指摘があり面白かった。お笑い芸人でもそうだが会社でも、ちょっと抜けた人が一人いるだけで場が和らぐというか素直になれる気がする。仕事のできる超エリートより、理由はないけどなんとなく飲み会に呼ばれる人の方が自分は好きだ。