マンガで日本の歴史を学ぶ

2025/04/06

学生時代の日本史はどちらかといえば苦手科目で、年号の語呂合わせなどは楽しかったが各時代の流れはあまり記憶にない。日本各地に旅行に行くと歴史的なスポットに出くわすことが多々あり、歴史を知ればもっと旅行が楽しくなりそうだなとは常々思っていた。

かといっていきなり歴史の専門書を読んでも挫折する未来しか見えない。学校で歴史の先生をしていた同僚に話すとまずはマンガでの入門を薦められ、一番興味があった幕末〜明治維新の頃のマンガを読んでみた。「お〜い!竜馬」は坂本龍馬が主人公の幕末を描いたマンガ。新撰組や高杉晋作、桂小五郎や西郷隆盛など歴史に疎い自分でもよく知る人物たちが登場し、彼らが何を成したか、どういう関係性だったのかをとてもよく理解できた。昔のマンガなのでなかなか凄惨なシーンもあるのだが、国を変えるために立ち上がった人物たちは生き生きと描かれる(デフォルメもされている)。ちなみにお〜い!竜馬の原作は武田鉄矢氏。龍馬が好きすぎてマンガにしたらしい。

幕末について理解が深まった感覚を得られたので、次は戦国時代や源氏・平氏の時代を知りたくなった。このあたりもワードは残ってるが関係性はよく分かっていない。子供向けの歴史マンガから始めようと調べたところ、角川が出している「角川まんが学習シリーズ 日本の歴史」は全編通して同じ先生が監修しており、一貫性の観点で読みやすそうに思えた。近所の図書館で何冊かずつ借りて読んでいる。勉強にはなるが、一冊で一つの時代を描くのでどうしても急ピッチになり入り込めないまま読み終わってしまう。わがままを言えばお〜い!竜馬くらい長編で、ストーリーが面白くて脳裏に刻まれるような作品を読んでみたい。大河ドラマなどが良いのかもしれない。できればマンガで探したいが、あまり良いものがなければ大河ドラマの一気見を試してみたい。