Skypeがサービス終了した

2025/05/03

2025年5月をもってSkypeがサービス提供を終了した。Skypeは大学時代に大変お世話になり、研究室の友達と連絡を取るのによく使っていた。海外に留学していた友達とビデオ通話したこともある。国際電話が高いというイメージがあった時代に無料で好きなだけ話せ、良い時間を過ごせた。社会人になってからはオンライン英会話で使っていたが、英会話サービスが少しずつ自社サービス内でのビデオ通話に対応していき、最近はほとんど開くこともなくなっていた。

一世を風靡したサービスが時代の変化で陳腐化し、下降していく流れはWeb界隈では珍しくない。ニコニコ動画、YouTube、Tiktokを使う年齢層は分かれている。サービスが支持され急成長するためにはそのサービスのコアなるものが必要だが、このコアへの重視が自身を変えることの抵抗になってしまう。InstagramがSnapchatを真似してストーリーを作ったように、YouTubeがShortに対応したように、自分の道から外れたことも柔軟に吸収することが長生きには必要だ。

良い体験を提供する分には後発のサービスの方が有利だ。道を切り開いたサービスはその過程で試行錯誤があり、ごく一部の人しか使っていない人気のない機能も多く抱えている。後発は先人が切り開いた道をみて学ぶ。よく使われている本線の機能だけをピックアップし、それを磨いて最高の体験にして提供できる。Skypeが各サービスに与えた影響もとても大きいと思う。こうしてWeb全体の新陳代謝が進み、より良いインターネットが作られていく。