主演と助演の間を揺れ動く
2025/12/23
子供が産まれると自分は人生の主役じゃなくなる、と昔何かの漫画で読んだ。それ以降の主役は子供で、親はそれを支える脇役になるという。
これまで熱中してきたプログラミングに取り組む時間は減り、時間を見つけてやろうとしたら子が起きて泣き出し、まったく没頭はできてない。ものづくりには余白が必要と何度も書いてきたけど、余白なんてものはなくただ細切れの時間があるだけ。
しかも子のお世話もパートナーの方がうまい。なんというか全身全霊で向き合っている。自分は早く寝てもらってあわよくば個人開発…という気持ちがいつでもある。パートナーには授乳の機会があり、特にこの時期にはそれは最強のコミュニケーションのように思える。
授乳以外の家事を頑張って負担をなるべく50:50に近づける、というのを目標にしている。そうなるといつでも子に注意を払いたい。ますますゾーンは遠のく。仕事の出来にも満足できず、やりたいこともできず、自分を肯定する要素が減っていく。
家族というチームで育てている以上、子についてネガティブなことを言いづらい雰囲気もある。たぶん自分が勝手に思ってるだけだけど。何かを諦めなければいけないのに全部やろうとしてキャパオーバーになる。ゆとりがないときの自分は弱い。
Xの知り合いの方のnoteに「出産で自分の主演が終わったわけじゃない。監督側に回ることもあれば自分が主演の時間もあり、役割が切り替わりながら毎日が過ぎていく」とあった。個人的には黒子に徹するのも好きだ。自分の役割はこれ、と決めれると楽だけど、もう少しグラデーションで考える時期が始まったのかもしれない。