6年ぶりの友人に会った

2025/07/02

社会人1-2年目は東京でシェアハウスをしていた。意識高い系ではなく、関西から東京に出るのが少し心細い6人で部屋を借りて住むような形で。その友人の一人が大阪に来るという連絡を受け、合流して久しぶりのランチをしてきた。

お互いの近況や共通の知人の話題などで一通り盛り上がったあと、今後の人生をどう過ごしていきたいかという話になった。そういえばシェアハウスの頃もこんな話をよくしていた。昔の友人と会うとその当時の時間が蘇る。意味があるような無いような話を飽きるまでして解散。リモートワークで働いている期間も長くなり、こうやってリアルで会う友人は減りつつあるのでありがたい。友人は梅田の街の進化度合いに驚いていた。

元から関東近郊に住んでいた人と、地方から東京に移った人とでは感覚が違うなと思うことがよくある。日本において東京は中心で、人も店も一極集中の外れ値だ。自分は社会に出て東京に住み始めたが、人の賑わいやお店のラインナップ、新しいものへの感度などが地方とはまるで違う。東京で過ごしてると世界がめちゃくちゃ前進したような気がするが、その後実家に帰ってみると昔と同じくみんなでテレビを観ていたりしてギャップを感じる。そしてこの地方の生活の方が本来は多数派で、東京にいるとそれが分からなくなる。

昔一緒に働いていたイケイケのビジネスマンの方が、「田舎とかだと電車で寂しそうにナンプレしてるおばさんいるよね。そういう感じ」みたいな発言をしていた。それは自分の母親のことである。このシーンはとてもショックで今もたまに思い出す。電車で静かに好きなことをしていて他人にいわれる筋合いはない。これも東京が与えるステータス感のせいかなと思いつつ、自分はそういった揶揄はしないでおこうと心に決めている。